次の夢を追いかけて

 

 


旅がらすの乱RUNらん

 

   2013年4月21日    ウルトラトレイスサンジャック第2ステージ

  

 朝食はパンとコーヒー紅茶、それに昨日の残りだけどチーズやハムが用意されていた。野菜やスープが欲しいので、持参したレトルト惣菜、スープも。これでエイドまで約15キロあってもガス欠にはならないだろう。
 スタート後すぐ、山道の下り。石ゴロゴロ、細く急な、ほんとうに山道だ。前半組はあっというまに見えなくなったが、後半組6人がほぼ行列で走り歩き。足場の悪い下りに、レベッカが苦労してる間にちょっと先行。約7kmで谷底の村。そこからまた急な山道の上り。右側に今通った村が見下ろせる。ゆるやかになってみんながどんどん走りだし、おいて行かれる。15キロの第1エイドまで上り。だいぶ離れたかと思ったが、エイドで追いつく。レベッカのすぐ後について行く。標高1100m位になり、周りは雪。岩の出た雪道を下り、森を抜け、それから・・・忘れた。
 20キロでソーギュの街に。一般の巡礼者はみんなここに2晩めを泊まるのだろう。9:30過ぎ、たくさんの巡礼グループが街から出発していった。その先の道でも、何組も追い抜く。道はゆるやかな区間が多くなったがちょっとの上りも疲れが出てきて走れない。だんだん標高が上がり寒い。どろんこの水に靴がつかり冷たい。
 30キロの村に第2エイド。その村を過ぎると、一度下って森の中の上りだ。雪がどんどん増え、完全に雪道。凍結してないから危険はないが、半解けでシャーベット状の所が多く、靴が冷たくてたまらない。人家もほとんどないところが続く。先ほどの街を出た人は次はどこに泊まるのだろう。一日20キロくらいだと思うので40キロあたりに街があるのでは。が、農家が2〜3軒くらいの小さな村があるだけ。
 42キロあたりに教会、トイレ、休憩舎がありそこが第3エイド。「ここはサン・ロシェ」と教えられた。教会以外、村も人家なさそうだが。どのエイドにも暖かいスープなどがあり、ありがたい。エイドを後にすると、また森や牧場の道。また数組の巡礼者を追い越す。女性の1人旅、2人旅も結構多い。
 49キロでやっと大きな村に出た。新しい家が多いところだった。農家だけではなさそうだ。インフォメーションなどの看板もある。すぐ先にもっと大きそうな村?と思ったらそこは村ではなく、人家が続いて坂道を降りたら賑やかな町だった。サン・タルバン・シュル・リマーニョルだ。52Kmに第4エイド。
 エイドの後街が終わり、しばらく開けた谷間の平坦な道。やがて向かいの丘に登り、峠を越えたら次の村。道がわかりにくい。またひと山越え、最悪のぬかるみに足首までつかったり。森の中の上り、高原の牧場や村、残り6キロくらいかなと思える村に下り、第5エイド。GPSがずれていて、まだ7.5Km残っていた。前方の大きな道に、レベッカが曲がり角を間違えて戻っているのが見えた。気を取り直してもう一山上り、下って村に出て、緩いアップダウンで結構気がまぎれて距離が進み、何本か車道を横切り、ラスト1kmでゴールの村が見えた。レベッカったらまた道を間違えて反対に曲がっては右往左往していた。村に入り、階段を下ったホールがゴール。

 車でシャワーに連れて行ってもらったら、村だと思ったここオモン・オーブラックは、店の多い街だった。どろんこのソックス、砂利除け、ウインドブレーカータイツが、洗っても洗っても泥が落ち切れない。

 夕食は近くのレストランへ。ボリュームがありすぎ、というか、疲れて胃の具合が悪くあまり食べれなかった。

   地図と写真と走行記はヤマレコで

 

     前の日記        次の日記  

    旅がらすの乱ラン欄13年4月に戻る    からっ風の丘からHOME