旅がらすの乱ＲＵＮらん
２０１２年４月２９日 勿来〜勝田７３キロ。東海原発恐ろしい！
早く出発したいと、朝食を6時に用意してもらったのに、朝は苦手なのでぎりぎりまで寝ていて食後身支度、スタートは7時ちょっと前。海岸沿いを走ってると、勿来の関所が。現代のね。検問所だって。
ホンモノはその先に分岐があった。だいぶ距離が伸びるけど、せっかくだから行ってみることにした。
一帯は公園として整備され、遊歩道、展望台、文学館、資料館などいろいろ。肝心の関所跡は？
一山越えた裏手（勿来駅方面から来れば、入り口近く）に関所跡。遊歩道でもとの国道に戻る。小一時間の道草。
8時、茨城県入り。
またまた、せっかくだから道草。国道離れ、五浦海岸へ。
復興した旅館。海岸にも崩れた後があちこち残るが、遊歩道や突堤？には入れるようになってた。釣り人も多い。海は一続きなので、釣った魚を食べて大丈夫とは思えないが。
五浦は岡倉天心ゆかりの地。このへん8時半すぎの到着。六角堂はまだ時間が早く、入れなかった。
もうひとつついでに、五浦岬公園、大津岬灯台にも寄り道。
きれいな景色の中、９：０４大津港に下る。漁港の雰囲気もきれい。が、なにやら大音量のスピーカーが聞こえる。お店の宣伝カーかな？と思ったら右翼の街宣車。村の中を一回りした車と、もう一度行き会ってしまった。4月29日だから、水戸か東京に行くところなのだろう。その後は会わなかった。
国道6号に復帰。海岸沿いに南下する。９：５４二ツ島。
１１：００高萩市に入る。旧道分岐にある、古いお屋敷。このときは旧道分岐とはわからず、そのまま国道を進んだ。
１２：１２ごろ。なかなか日立市に着かない。今日の行程は長く、まだ残りが５０キロやっと切ったくらいかも。このあたりは農村風景が広がる。放射線量は、茨城に入ってからのほうが福島南部より高め。０．２くらい、というか０．２以上のときが多い。
１３：１８日立市の入り口。小木津駅入り口。水戸まで３８キロ、東海村２３キロ。水戸と東海村は１５キロしか離れていない。
バイパスと別れ、日立駅方面にむかったが、あれっ？こっちがバイパス？海岸沿いは自動車専用の橋になってしまった。わき道は、急な登り下りの繰り返し。
１４：３０日立駅。海岸に近く、展望テラスのようなものも。この先、国道２４５になる。まだ残り４０ｋｍくらいある。
国道２４５は海沿いなのにアップダウンの繰り返しで疲れる。ずっと日立市の一角の市街地、住宅地、工場街。
１６：３０日立港。漁協の市場、土産屋が賑わっていた。食料調達し、トイレも借りて、一休み。ここらまで来ても、マンホールの蓋が持ち上がり、地震の爪あとが残っている。
そしてビックリ。日立市中心部から続く市街地のはずれの日立港から久慈川を渡ると、いきなり東海原発だった。１７：１６原発地区前。
「地球へのいじめです」って、テメェだろ。「美しき茨城」に原発は不似合い。
おやっ、線量が上がってきたぞ。
原発のほか、原子力関係の研究施設が並ぶ。
ちと怖い数値も出た。
そこから数分。勝田マラソンで通る村松虚空蔵尊入り口。坂を下ると住宅街。こんな場所に原発なんてとんでもない。日立と水戸の都会からたった１５キロ。その１５キロも市街地、人家が続いているのに。
住宅地の先にもういっちょ原子力施設があった。
那珂湊市に入り、ひたち海浜公園近まで行って右に入り勝田駅をめざす。斜めに近道をとったつもりがうまくいかず結局国道と駅を結ぶ道に。まあこれが店が多く、比較的明るく、歩道もあり正解。が、この道に入ってから駅まで、まだまだ長かった。本日の距離７３キロ。
宿は勝田駅前の「ホテルクリスタルプラザ」食事なし４６２０円。同じビルの１階のコインランドリーが２１：３０まで、洗濯終了予想時間がぎりぎりで大慌て。夕食は隣のモスバーガーとコンビニで。
