次の夢を追いかけて

旅がらすの乱RUNらん

 

 2008年7月22日    赤城北麓から片品へ、民宿でごちそう

 

 

 画像入りページへ

 以前から走りたかった赤城北麓。車でも通ってないので、どんなところだかワクワクだ。また、ロマンチック街道も走りたい。地図であれこれ調べていたところ、水沼に車を置いて赤城北麓回って南郷に出てロマンチック街道を片品、金精峠、日光と走り、足尾を通って戻るコースにすると140キロくらいだとわかった。丸沼か日光湯本に宿をとると良さそうだ。
 が、昨日までに何の準備もできていなかったので出発が遅れるから今日は50キロが限度。片品に2食付6000円の宿を手配し、大急ぎで持ち物支度し、車で水沼に。スタートは12時10分になってしまった。
 水沼をS、Gにするのは、帰りに温泉に入るため。駐車場は運動公園と共通で大きく、無料だから安心。駅前から122を少し戻る。沼田方面への分岐を入るとさっそく上り坂。しばらくは人家のある古い村の道。史跡や寺社の看板がある。赤城神社まで100mならと、入ってみたら村の小さな神社だった。このあたり、けっこうな登りでいきなり汗ダーダー。塩を忘れたことに気づきあせった。村に酒屋を兼ねた小さな店があり、そこで塩昆布ゲット。助かった。 
 スタートから7kmくらいのところが一の鳥居(跡?)。旧道の沼田街道と赤城街道が分岐する。少し先に利平茶屋森林公園への車道分岐。その角においしそうな豆腐屋があった。大好物だしこの先飲食物補給がどこでできるかわからないし、食べていくことにした。おぼろ豆腐の小を頼んだら売り切れ。木綿を1人前。しょうゆをたっぷりかけて、おいしかった。豆腐屋から3分ほど登ると、右側後方の展望が開けた。 
 現在は桐生市に合併した旧黒保根村は「水源の村」を宣言し、湧き水や深い森が多い。高原のような雰囲気の道が続く。だいぶ高度が上がり、橋はバンジー台のようだ。カーブを繰り返して山奥へ入って行く。右下に先ほど通ったあたりが見える。14:07桐生側で最後の人家。花見が原森林公園への道をわけ、14:54沼田市との境界。ここから下りかと期待したが、まだ登る。
 やっと峠になり、しばらく下ると人家や学校が現れ、15:25根利についた。道の両側に一軒ずつ地元野菜の販売所があり、とても安い。車で来たらぜひ買って行きたいが。冷たい麦茶をわけてもらった。トンネルの先に休業中の茶屋があり、「昭和時代の建物、復元」の看板が出ていた。「昭和」も遠くなったのか。山の中の道をさらに下り、16:30南郷の村に着いた。りっぱな古民家が保存されている。向かい側は南郷温泉しゃくなげの湯。ここまで約28キロ。4時間を目標にしたが、登りが多く4時間半かかった。がんばって時速7キロで走り、19時に鎌田に着きたかったが無理だ。 
 ここの川は利根川ではなく根利川。橋を渡ったらまた上りとなり、薗原ダムの堰堤に出る。16:54薗原湖。湖を半周する。人家が増えてきた。学校や老人ホームがあり、薗原の村の中心部。 
 また山の中になって、老神温泉への広域農道をわけ、17:45、国道120号に出た。合流してすぐ次の信号が老神温泉へのバス道路。スタート後はじめてのコンビニのセブンイレブンで飲食物調達。吹割の滝の土産屋街は17時過ぎたので全部店じまいだ。120号はロマンチック街道の一部、また、沼田インターから尾瀬へ向かう道で観光客用の店、温泉、民宿などがけっこうある。 
 花咲、武尊方面への分岐平川が19時。薄暗くなり始めたがまだ大丈夫。平川の村はずれに野菜販売所、小さなスーパーがあるが、その先は人家もなにもない区間。ゆるい上りのカーブで先のほうにガススタの看板が見えるが、なかなか近づかない。わたすげの湯の前を通過、やっとガススタとコンビニに到着。120号最後のコンビニだ。ちょっと買い物に入り鎌田まで何キロか店員に聞く。聞いたところでキロ数などわかるわけがないが、「もうすぐです、この坂をのぼるだけ」とのこと。では1〜2キロだろう。車で何度も通っている道なので鎌田の直前が人家のない寂しい上りだったことは覚えている。そう長い距離ではなかったはず。ここで真っ暗になってしまった。鎌田まで1キロの看板のところにトイレ、自販機のある駐車場があり、民宿に電話を入れた。暗いし鎌田まで迎えに来てくれるとのこと。鎌田からは「おまけ」なので、喜んで車に乗ることにした。鎌田バス停に19:50。
 「安宿」でネット検索した民宿(スキーロッジ)「ジョイフルいっちゃん」。ホームページ見ると、スキーの季節には仕事が終わってから東京を出るのだろうか、午前2時到着の人もいれば、夏は尾瀬に行くため朝4時前に出発する人もいてみんなOKとのこと。食事時間も極力融通きかせてくれる。
 オーナーはロマンチック街道ウォークで片品から日光市役所まで歩いたことがあるそうで、道路状況や距離感に夫婦とも詳しい。水沼から走って周回するいうことも話が通じた。 
 リビングではコーヒー自由、ダイニングや廊下の壁には泊まった人たちの写真が所狭しと貼られていた。温かみがあり、親切で部屋もきれいだった。「県内だったら珍しくないもので悪いけど、、このへんで採れた野菜と地元のものばかり」という食事はおいしくボリュームたっぷり。下仁田こんにゃくの刺身、赤城牛のすき焼、生ハムと水菜きゅうりなどのサラダ、茄子の揚げ出し、根菜類とさつまあげの煮物、地鶏とペンネのビリ辛、シャケとマイタケのホイル焼き、おしんこ、きのこのすまし汁、フルーツ。食べきれないほど。朝は早いのでおにぎりにしてもらったら、3個も作ってくれてほかにバナナ、飲むヨーグルト、ヤクルト、ウィダー、キュウリのおしんこ、ペットボトルのドリンク1本をつけてくれた。これで6000円はお値打ち。またぜひ泊まろう。
 

 

 

    前の日記      次の日記       画像入りページへ 
    旅がらすの乱ラン欄7月に戻る      からっ風の丘からHOME