TEXT版へ


コマクサの本白根山と草津温泉街散策

を訪ねて三千里シリーズ第22弾 

 2008.7.17


 

 

走行日:2008年7月17日
 コース:草津ロープウェイ山頂駅〜リフト乗り場〜コマクサ群生地〜本白根遊歩道最高地点〜万座分岐〜リフト乗り場〜弓池〜白根レストハウス〜ロープウェイ山麓駅+草津温泉街散策
 距離 :16.5km(=4里) 累計 233.5里


 

 トランスエゾアルティを控え、週に1日は野良仕事も休んで80km走と計画していた。でも一人では実行できたためしがない。(以前も同じこと書いたっけ)そして昨日からあまり体調が良くない。暑さで疲れが抜けないみたい。ゆっくり朝寝坊、パソコン、雑用などであっというまに昼になった。地元で耐暑練習ランと思ったが県内イベントを検索したら、草津温泉でお祭りがある。本白根のコマクサも咲いている。これに決めた。11時半、車で草津に向かう。今日は観光がメイン、走歩はちっとんべえにすんべえ。

 

 

 コマクサ鑑賞を考えると芳が平コースの時間はない。ハイキングコースの閉鎖区間も多いので、車でロープウェイ山麓駅まで入った。そこから片道900円で楽をする。ゴンドラからの景色もいいね。

 

 

 山頂駅スタートは14時25分。どっちをむいているんだか方向がわからない。周辺地図の看板を見つけ、コースを確認して出発。夏山リフト乗り場横にハイキングコース入り口がある。ここが14:27。

 

 

 樹林の中の遊歩道を登る。まわりはダケカンバの林。

 

 

 リフトの上の乗り場あたりからは傾斜がほとんどなくなって、パッと樹林が開け、目の前に爆裂火口の「から釜」が広がった。14:40、ここからコマクサ群生地が始まる。コマクサの写真を撮りまくった。もう時間は関係ない。
 コマクサのアルバムはこちら。

 

 

 から釜のまわりをぐるっと行く。左に小高いピークがあり、そこに登ってみる。あ、これは一昨年鏡池経由で来た道だ。

 

 

 ここも両側コマクサが群生。一昨年は周回できたが今年は通行止め。往復コースしかとれない。

 

 

 折り返して小ピークを下り、本白根山頂下方面へ進む。コマクサ以外にもいろいろ花が咲いている。

 

 

 でもやっぱり今日はコマクサだ。本白根山頂へは道がなく、遊歩道最高地点がそれの代わり。

 

 

 今通った道がず〜っと見渡せる。万座温泉への標識のところで折り返すことにした。

 

 

 折り返した地点からの展望。遠くに見える山は何かな?帰りもコマクサの写真を撮りながら、樹林帯に入ったのが15:40。まる1時間コマクサ鑑賞をしていた。

 

 

 ゴゼンタチバナも咲いていた。リフト下から左へ、1キロ弱で弓池に出る。

 

 

 弓池のほとりの湿原にはワタスゲの群落らしきものが見える。といってもワタスゲの本物は見たことがないし、離れていてよくわからない。

 

 

 池まで下りると、もっと近くにも群落があって、写真を撮る人がいっぱい。やはりワタスゲだとのこと。ちょうど見頃だ。弓池から道路をはさんだ反対側は白根山の湯釜、水釜の上り口。

 

 

 下りは車道を走って下りることにした。草津の道の駅で毒ガス情報をきいておいた。危険地帯に長時間いたら危ないが、通り過ぎるだけなら大丈夫とのこと。白根レストハウスを16時13分発。道端にはまだ雪渓が残っていた。

 

 

 キスゲもたくさん咲いていた。白樺林がきれいだった。この道には秋になると、他より早い紅葉を見にときどき訪れた(車で)

 

 

 雲が低く霧が深くなった。今にも降り出しそう。ゴンドラをくぐったのでもうすぐかと思ったら、道が大きくヘアピンカーブをしていてまだ1キロ以上ある。大粒の雨が降り始めた。ロープウェイ山麓駅をすぐ左下に見下ろしてから、いよいよ毒ガス地帯に突入。息を止めたまま走り抜けるのは無理だったけど、無事通過。雨のほうは、どしゃぶりになるのと追いかけっこ。17:04駐車場に着いて車のキーをあける間にどんどん雨足が強まり、乗り込んだらバケツひっくり返し状態に。

 

 

 雨は短時間で上がり、温泉街に着いたらもう傘不要。町営駐車場に(有料だけど)車を置いて、湯畑に。湯もみショーの「熱の湯」隣に共同浴場「白旗の湯」がある。観光地ど真ん中なのに、誰も入っていなかった。ものすごく熱い湯だ。汗を流し着替えてから、温泉街散策。湯畑の周りはお祭りの出店で囲まれていた。

 

 

 白根神社や西の河原をぶらついた。有名観光地だけど、中心部をちょっとはずれると普通の田舎だ。そしてこれは観光客目当てではなく地元住民のお祭り。町内会ごとに御輿を飾り、住民が家族連れで集まっていた。
 一回りして戻り、共同湯ハシゴで「千代の湯」に。これは熱くなく、ゆっくり入れた。御輿の掛け声や太鼓の音が聞こえてきた。湯畑の周りに御輿が集まってきたらしい。風呂を出て、見物。

 

 

 御輿が何基も練り歩き、なかなか賑やかだった。県内では山車を曳くお祭りが多いけど、ここは道が狭いし坂は急だし、御輿じゃないと不可能だ。
 お祭りは大好きで、御輿かつぎや太鼓たたきにあこがれてきたけど、時間がなかった。テキヤにもあこがれたが、それは子育て中に保育園バザーで堪能した。今は、安政遠足に出演すればいいや、と思っている。
 見物後、もう一軒「地蔵の湯」に入って帰路についた。

 

      旅がらすの乱ラン欄8年7月へ   
         からっ風の丘からTOPへ          からっ風にふかれてぶーらぶらTOPへ    花を訪ねて三千里TOPへ