次の夢を追いかけて

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旅がらすの乱RUNらん

 

   2012年3月18日   この富岡あの富岡・・・望郷

 

 →この富岡はおらほの隣町で、旅がらすの飛び回る縄張りだ。今日は小幡、富岡回って30km走る人途中で雨降ってきた。

 去年の今頃ふった雨は・・原発から200km以上遠く離れているし、風は普通西から吹くしと、タカくくってたらどうした風の吹き回しか、よりによってこっちに飛んできた。もっと近い茨城、栃木を飛び越え、群馬の山に放射能が降り積もった。
 赤城、榛名は高濃度に汚染されワカサギにはセシウムが蓄積。でも、人家や田畑のある里の空中放射線量は他地域と変わらなかった。が、富岡一帯は、10月発表の汚染マップで高濃度。市街地に多くの人が住み、その周辺は耕作地なのに。気になって何度か線量計持って走ったが、周囲との差異はなかった。

写真

 

 あの富岡は、福島第2原発があり、福島第1原発の大熊町のすぐ南。汚染度何桁も高く警戒区域で、いつ帰れるかわからない。郡山の集会で、双葉郡に暮らしていた人々の思いを切々と歌っていた、前にも聞いたことあるような、誰かが紹介してくれたのかなあ、また聞きたくてYou Tubeで探した。なかなか見つからなかった。あまりみんなに聞かれてないみたい。やっと見つけた。
  「望郷」  
 去年、もしかしたら東日本には誰も住めなくなるのか、西へ逃げてもどこまで汚染が進むのか、贅沢な1億人が難民になって世界に散って生き抜けるのかと、そこまででなくても、この群馬で生活続けられるのか、野菜作れるのか、野山の植物採って喰えるのか、心配はつきなかった。都会に生まれてふるさとがなく、ふるさと求めて何十年もさすらい、やっとここだ!と見つけたふるさと群馬、骨身を削って働いて手に入れたふるさとからっ風の丘。ずっとここで暮らしたいと思った。どれほどの放射能が降り積もり地に浸みたのか。思いは重なる。
 でもあの富岡の人たちは、まだ帰れない、という現実が続いている。

 

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