次の夢を追いかけて 

 


旅がらすの乱RUNらん

 

   2011年2月11日    リメンバー大村湾〜前半は勝手に長崎街道

 

 東京新橋の烏森神社参道に、ささ亭という小さい居酒屋がある。そこのママさんに昔御世話になった。
 ささママはランナーで、チームささ亭っていうのがあって、かつてそのメンバーのT田さんがが旅がらす呼びかけの大会、試走会にいつも来てくれた。ささママも協力してくれた。で、T田さんが福岡に単身赴任している間、九州のウルトラ仲間と走りまわっていたので、大村湾のうわさを聞いていた。
 というわけで、皆様ささ亭をよろしく〜。旅がらす神社でも、やたがらす神社でもなく、烏森神社ですよ〜
 旅がらすはこの大会に出たい出たいと思いながら都合つかないうち終わってしまった。あ〜残念と思っていたら、数年ぶりに復活。かつての参加者を中心にとのことだったけど、速攻申し込んで仲間入りさせてもらった。

 スタートはペースに合わせ、10時、12時、14時、16時。この通りほとんどみんな10時スタート。

 

 旅がらすは、博多のホテルで7時からの朝食をすませ、高速バスで嬉野インターについて、スタートにぎりぎり間に合った。
 競走モードなんかじゃなく、和気あいあいとスタート。問題は天気。のんびり楽しみたいけど、小雨(小雪)がぱらつき、風もあって寒い。
 半分以上が九州のランナーで、常連さんたちは関東組も関西組もみんな友達になってるけど、知らない人ばかりだなあ。源内さんやおかん、一休さん、あんころさんら、知ってる人にくっついて走る。
 5kmあたり、崖の上に隠れキリシタンの碑。説明をよく読むと、どうもキリシタンではなく間違って殺されたらしい。

 

 折り返して、田んぼの中の道に入り、国道に戻るあたりに俵坂関所あと。
 国道を登り、脇の道にみんなで入ろうとしたら、違うよ〜と叫ばれたのでやめといた。実は確信犯で、コースは国道だけど、長崎街道のほうが面白いからそっちに行こうとしたのだ。

 

 長崎街道を走っても、近道ではないから、ズルじゃない。では次の分岐で旧道に。

 

 やっぱり旧道はいいな。道端にそれて食べたキンカンがおいしかった。
 勝手に長崎街道を走って、初めての場所なので、地図のどの辺に出るのかさっぱりわからない。源内さんたちにくっついて行く。

 

 どこかでコースに合流したらしい。大村湾に出た。16時スタートだと、夕日の美しいポイントらしい。冬の雨の海は寂しげだ。対岸も霞んで良く見えない。

 

 長崎街道松原宿に入る。相撲取りの墓があった。写真左端は、角界に復帰した姫さん。

 

 松原宿に残る、旧松屋旅館。

 25kmあたりで、13:25。時速7kmくらいで来ていたんだ。

 長崎に来たんだから、昼食は長崎ちゃんぽん!国道に出たところのリンガーハットで。ちゃんぽんは食べたいけど、どこにでもあるリンガーハットはねえ、と思ったけど、チェーン店でも、地方によって味が違うんだって。

 

 えーっと、これが何神社だか忘れてしまった。
 このあと、桜馬場交差点を通過、大村市街に。また旧道に。ここまでいっしょに旧道を走ってきたおかん、M宅さんと別れる(2人は諫早から電車で長崎観光に)

 大村駅近くのトイレ。何でこんな写真か?というと、

 夜走りしていて眠いと、車いすトイレで仮眠なんてことないですか?このトイレが必要な人が来たら大迷惑だからやめましょう!でも、便利なんだよね〜。トイレ洗面つき仮眠所。
 でも張り紙があって、そんなことしたら警察に通報するって。
 だからやめましょう。

 

 さてまた、地図上のどこにいるのか、どのへんでコースに復帰するのかさっぱりわからなくなった。

 大村護国神社の下を通る。15:25。

 

 コースに合流したらしい。

 

 しばらくしてまた旧街道に分岐。ここから山に入り、峠越えをする。

 

 舗装が切れ、山道になった。

 

 コース通り行けば、国道の鈴田峠にエイドがある。でもこっちの峠も面白い。林の中を登る。

 

 ずいぶん登らされて峠に着いた。何やら大岩が。
 峠から下り、住宅地に入った。さあまたどこにいるんだかわからない。源内さんたちに着いていく。諫早市街地を目指す。
 山の中にいた間に、12時スタートの速い人にだいぶ抜かれたと思う。
 1月までほとんど走れない生活で、まだ身体ができていないからムリのないようにサボリ計画をたてていた。諫早から電車で長崎へ。そのためには、おかんたちと行動した方が良かったかな。
 まあとにかく諫早ではまだ元気だった。
 51kmのエイドを過ぎ、喜々津駅分岐をスルー。もう電車に乗れない・・・完全に日が暮れた。
 大村湾から離れ、内陸へ。もっと山の中で暗い所かと思ったらずっと街中が続く。ずいぶん走った気がしたけど、なかなか60km水族館前エイドに着かない。急激にくたばってきた。吐き気が襲ってくる。

 

 60kmエイドには手作りのおでん、ぜんざいなど美味しいものがいっぱいあった。気持ち悪くはなっていたが、一応食べることができた。ここから長崎市街へは、大きなアップダウン。はるか上に見えたリンガーハットの横を通り、もっと登ってトンネル入り口。新しいトンネルをドーンと抜けて、それからは下る下る。山の上のほうまで人家の灯りが見える。平屋の一軒家だけではなく、マンション?などビルもだくさん。北関東の地方都市と比べてこのあたりはずいぶん開けているなあと驚いた。長崎の市街地は、ランタン祭りで賑わっていた。駅前で兄やんたちのグループに出あう。祭り見物してきたそうな。
 せっかくだから平和公園の中も入ってきた。が、このあたりますますくたばり、次のエイドではもう食欲がなかった。
 時津までの道も開けていて、店もある。吐き気だけでなく、下ってしまい、トイレ探しも必要になった。ファミレスにかけこんだり。休憩所のひごもり集会所にはおいしいお酒が3升用意してあるというのに、宴会どころじゃない。とにかく横になって寝たい。フラフラ状態で0時ごろ休憩所に。入る前にゲーゲーやっちまい、でもなんとか落ち着いた。みんなは何か食べたり飲んだりしてさっさと出発するらしいが、もうだめだ。仮眠室に倒れこむ。眠れないけど、死んだふりしてた。源内さん、K府さんがさっさと出発しちゃえとか言ってるのや、あんころさんが慌てて追いかけるのが聞こえた。兄やんやさり〜♪さんに襲われそうなこともあった。でも知らない。死んだふり。(続く)

 


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