次の夢を追いかけて 

 


旅がらすの乱RUNらん

 

 
  
2010年4月30日   さくらみち、30日は名古屋から白鳥へ

 

名古屋〜金沢 258.5km
記録:46時間31分35秒

 

 ぎりぎりまで寝て5:15起床。荷物を片づけ、5:30出発。名古屋駅まで歩く。6:00発のあおなみ線に乗ったら99%さくらみちだ。一般のお客様2名はびっくりだろう。
 ぞろぞろとみんなに着いてJRバスの車庫に向かう。受け付けは番号別だけど、何番だったかな?たんだいさんも並ぶ列を探していた。みんな自分の番号はわからなくてもたんだいさんのはわかる。「1番だからあっちだよ」さて、旅がらすは・・137だ。朝飯食べながら、持っていく荷物と預ける荷物を最終確認。預けに持っていったら、は〜さんがスタッフだった。お世話様。女性用更衣室とトイレにバスが1台。スタート時間が迫る。発車しないでね。用がすまなかったけど、まあいいや。
 開会式で海宝さんが、「勘違いしてここにいる人も多い。7年前走れたからと甘く考えないように。自己責任で無理せずJRバスにどんどん乗るように」と冗談でもあり、真実でもあることを言っていた。「バス、電車、タクシー使っていいです。頼むから救急車使わないですむように」大会を呼び掛けた経験で実感できる。

 

 

 ネイチャー映画の主役と脇役男優が見送ってくれる。下梨でエイドして待ってるよ、と。ではそこまで行かなくちゃ。悪役男優は連ちゃんで遠足も出場だ。
 JRバスの方がスターター。7時、号砲鳴らし、見送ってくれた。では、長旅行ってきま〜す!

 

 

 車庫の敷地外周を回り、いきなり渋滞。なんで?と思ったら1号桜だ!こりゃ、写真とらなくちゃ。ここの桜はもう散って葉っぱが茂る。「この地球の上に 天の川のような 美しい花の星座を つくりたい 花を見る心が一つになって 人々が仲良く暮らせるように  佐藤 良二」

 

 

 JRバス車庫から名古屋駅までは初めての道だ。大勢いるので迷う心配はない。たんだいさんが同じあたりにいる。「今日は遊びでですか?」「真剣だよ。膝の手術をして、その後これが初めての長い距離。後半ずっと歩くとして時間内ゴールを逆算すると・・難しい」かむりんもそのへんにいる。「金沢まで走りたかったけど、世界大会に出る人が足りなくて、出場することになった。さくらみちの申し込みが先だったのに」ということで、便利のいいところまででやめて電車で帰るとか。はら先生も歩いたり走ったりだ。はまちゃんや親分も近くにいる。久しぶりに会ったくらぞうさんも前後して走る。
 少人数のときは、周りがどんどんペースあがってキロ6分くらいになり、最初から一人で離れるのも寂しいから無理してしばらく着いて行ったが、今日はその必要がない。キロ8分くらいの集団に入る。名古屋城をぐるっと回り、幅下橋を右折、枇杷島へ。
 庄内川をわたり清州市に入る。左手奥に清州城が見えて来た。さっきまで大勢いたのに、ちょっと信号に引っかかったら追い付けなくなり、一人になった。一宮までの清州、稲沢あたりは長く感じる。260キロの道も、5キロ、10キロの足し算。でもその区間区間の5キロ、10キロがどれも長いのだ。容易じゃない。
 参加者が多いので、置いて行かれてもまだ最後尾ではなく、あとから追い付いてくる。そしてまた置いて行かれる。みんなにとって、キロ8分はゆっくりのアップ区間。この辺でペースを7分6分と上げているのだろう。こちらは8分でも速いのに。
 10:31一宮裁判所(26.3km)。敷地内に佐藤桜がある。初めて来た時、超びっくりした。裁判所が良く許可したね〜〜信じられないよ。桜を植えるという作業そのものはたいした手間ではない。苗木も安い。でもでも、、人さまの土地に植えさせてもらうため、御挨拶して承諾得るというのはどんなに気を使い、ストレスの大きいことだろう。きっと夢中で熱く語ったのだろうけど、「植えたあとの手入れはどうするんだい?大きくなるし、虫はつくし、落ち葉も大量」桜ってやっかいだからね〜。ほんとうに、佐藤さんと沿道の方々の心がひとつにならなければ進まない。
 角には7年前の方々らしい、私設エイドがあった。飲み物と、お菓子をいただく。大会がなく、何組か個人やチームで走っていたときもここでエイドを開いてくれていた。ウルトラ遠足は、ランナーとスタッフと私設エイドを出す走友たちの心がひとつになるからすばらしい。

 

 

 左折し、こいのぼりのアーケードを右に見て、一宮駅前へ。八重ちゃんさんと行きあった。膝が痛くなったと言う。ネイチャー、徳島フルと連ちゃんだ。昔から、バケモノの代表のような巨匠だった。
 左に酒見神社なんてのがあった。(10:54)ちょうど信号にひっかかったので写真。跨線橋をわたり、しばらくすると木曽川。(11:37)

 

 

 橋を渡ると岐阜県だ。そこにも私設エイド。見慣れたピンクの帽子。フル100の仲間たちだ。「私も会員。213番です!」何年に一度くらいしかフルの大会に出ないけど。
 橋の先、笠松ペットショップのところを右に。そろそろ食糧調達とトイレがしたい。牛丼屋、うどんやに入る仲間も。まずあったローソンはトイレが行列。では次のにしよう。このあたりはコンビニに不自由しない。パンとおにぎりと飲み物調達。
 左に笠松刑務所が見えた。こことは縁が深い・・・っていうと・・・私自身ではありません。お仕事で。
 突き当りの山裾を右へ。あまり暑くならないのが助かる。でものどが渇く。さっき寄ったばかりなのにまたコンビニ。飲み物とアイス。
 山に沿って左にカーブ、左側には廃線跡。遊歩道にでもなればいいのに。芥見何とかという地名がいろいろ並ぶ。この区間も長い。橋を渡り、右にカーブ、わが群馬の誇るベイシアとカインズのモールができていた。他県の人も、珍しくもなさげに「あ、ベイシアだ」
 高速のところにもエイドが。ソーメンをいただく。mixiでずっと名前を知っていたサーモンPさんとP嫁さんに初めて生でお会いした。

 

 

 関から美濃市へ向かう曲がり角は、以前突き当りのような感じだったと思うが、正面に広い道が開通、間違いそうだった。ローソンが目印、細いけど店が並ぶわりと賑やかな通りなので、これだ。途中で国道と合流、車が多くなる。
 市役所の建物が見えて来た。以前は駅前から走ったので今日は4.5キロ長いが、同じような時間に着ける。15:48美濃市役所前(64.7km)。ここにも佐藤桜。市役所のすぐ先のコンビニで牛乳、パン、トイレ。
 美濃市役所を過ぎると、長良川沿いの景色のよい道になる。
 少し先の道の駅にもエイド。冷たいおしぼりを出してくれた。気持ちいい〜!ありがとう!

 

 

 白川郷、郡上八幡の地名が道路標識に出て来た。右側に旧道らしき家並みがある。そして

 

 

 酒蔵の煙突発見!観光物産館みちくさ館の前では、梅ジュース、りんごジュースのエイド。コンビニが減ってくるのでトイレも寄っていく。
 橋を渡り、長良川を右に見るようになる。こいのぼりが川面に渡されている。

 

 

 長良川に沿って延々と登って行く。美濃市から郡上八幡までも長い、長い。途中のどこかで日が暮れる。
 だんだん山奥に分け入っていく。道の駅日本まんまんなか苑17:26。ペースは順調。ここのエイドではマッサージもやっていた。ところで、ここはなんでまんまんなか?群馬の渋川も日本中央だ。

 

 

 電車が通ったので、写真を。本数が少ないからチャンスだ。長良川の橋を渡り、郡上市美並支所を明るいうちに通過。その先、まんまん中の里入り口。薄暗くなってきた。美並支所でライトを出したのは、2回目のときだと思うが、、そのときより速いのかなあ?
 郡上八幡まではほんとに長い。真っ暗になった。路面に引っかかってこけないように、つい下をむいてしまう。千虎ドライブインを予想より早く通過。千虎といえば、千田虎峰さんも7年前は常連だったかも。
 郡上八幡の駅入り口を見落とさないようにと思っていたが、なかなか着かない?1ヶ所、真っ暗な細い道が斜め右に分岐したが、まさか?まわりにいた数名も直進。が、そのまさかだった。しまった、道を間違えて駅前(93.7km)を不通過してしまった。ちゃんと通ってきた人に聞いたら、エイドは出てなかったとのこと、あきらめがつく。20時半くらいだ。暗くなってからは写真をとってないし、提出しなくていいからってつい面倒でCP表書かなかったら、もう通過時間がわからなくなってしまった。そして、43時間で走れたときの通過時間も記録がどこかにいってしまいわからない。そのときよりさらに速いような気もするが、、、?
 合流点の角のコンビニには、中で食べられる席があり、仲間がわんさかいた。少し先行していた兄やん、ずっと前にいた凛峰さんほか途中であってない人たちも。公設エイドのある白鳥まではまだまだ長いので、ここでしっかり食べていくことにした。
 食べるのにもたついていたら、みんな次々に出発してしまったので、慌てて追いかける。郡上大和に入る。車で応援の人からバナナをいただいたのは、この区間かなあ?クコさんに追い付いたのはこの区間だったかなあ?どの区間を誰といっしょだったか(書き終えるまでに2週間たったら)わからなくなってしまった。それから、道端の駐車スペースに「着替えは目立たない所で。風紀をみだします」なんて看板があって、、それってハラ先生ですか〜ここだったか、郡上八幡の手前だったか。
 長い道だったが、白鳥に入った。川の向こうの闇にループ橋の明かりが見えてこなければならない。それがなかなか、、、だんだん人家が増え街中になって、そろそろかなと期待するが、なかなかつかない。やっと、以前の曲がり角だった白鳥交差点に着いた。今回は直進。町の中心の商店街が続いた。次の橋に続く道を左折、橋を渡ると、向小駄良。
 角にスタッフがいて、まず顕称碑往復をと案内される。このへんで日付が変わったので、翌日の日記に続く。

 

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