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旅がらすの乱RUNらん

 

 
  
2009年11月21日     松江散策とうなぎ街道1日目

 

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  のうみそジャーニーのうなぎ街道に参加するため、夜行バスで松江に来た。島根県は全くの初めて。電車や車で通過したこともない。わくわく。
 出雲が近いし、街中の神社はりっぱで手入れが行き届いている。堀川ぞいは、しゃれた店、レトロな店があっていい感じ。
 内堀を渡り大手門から松江城に。石段上ると三の門跡。 松江城天守閣が石垣と木々の間から見える。観光案内のHPによると、「国指定重要文化財である松江城天守閣は、現存する全国の城の中で、平面規模で2番目、高さで3番目、古さで6番目を誇り、安定感のある武骨な体裁ながら、その端正で優雅な風格は人々を魅了します。」ってわけで、復元じゃなく本物なんだ。
 三の門を反対側に出ると、松江神社、郷土館の興雲閣が並ぶ。県庁側の内堀に下ると、千鳥橋がかかる。松を映した内堀の眺めがきれい。城内をぐるぐると別の遊歩道で二回り散策し、宇賀橋で城から出る。そこは武家屋敷の塀が続く、塩見縄手。観光案内HPに「松江城の北側堀沿いに、長屋門、塀が続き、松江でも最も城下町らしい面影を残しているところがあります。塩見縄手と呼ばれるこの地域は、江戸時代、中級武士の屋敷が建ち並んでいたところで」と書いてある。あちこちの城下町に武家屋敷があるけど、ここのはすごくいいと思った。現存し公開されている武家屋敷がある。さきほどのHP続き「、その中で唯一、当時のまま保存されているのが、この武家屋敷です。松江藩の中級武士が屋敷替えによって入れ替わり住んだところで、松江市の文化財に指定されています。」ほかにもその先に、またすてきな武家屋敷。こちらは「田部美術館」
 小泉八雲旧居、小泉八雲資料館、見学する時間はない。その向かい側が堀川遊覧船乗り場。遊覧船に乗る時間がないので、太鼓橋をわたって川岸を散策。幹線道路に出て、宍道湖温泉をめざす。駅前広場の一角に目当ての足湯があった。あまりゆっくり浸かる時間はないけど、一応足を温める。
 足湯を出て、宍道湖に。
 実は、
 松江といえば「しんじこ」マップ見ると近くにある大きな湖は「宍道湖」って漢字で書いてあり、あれ??「しんどうこ」??では「しんじこ」ってどこだろう、って探してしまった。散歩中に、読み方を思い出した。人に聞かないでよかった。 
湖畔の公園に大きな常夜灯が建っていた。
 市街地を抜け、駅に戻り意外と本数のある(一時間に二本)電車で集合場所の安来駅に行った。

 安来は中の海に面していて、松江の宍道湖は湖だけど、こっちは海。今はシジミで有名だけど、安来節はどじょうすくい(ちなみに八木節は国定忠治、混乱しないように、って昔の私だけかな)ドジョウがたくさんとれたんだろうけど、昔々のある年、うなぎがたくさんとれたそうだ。それを生きたまま岡山城まで運んで献上した。その道を偲ぶのが今回のジャーニー。で、みそちゃんが1回目のジャーニーに際し、フランス料理店に掛け合って、うなぎを使ったフルコースを格安でスタート時の昼食に食べたそうだ。今日はその店が駅にも出店したのでそちらでどうぞ、と言われ、楽しみにしていたが、
 フルコースじゃなかった。残念。観光案内所や物産展を兼ねた安来駅。木がふんだんに使われた素敵な建物。
 古き良き正しい田舎の風景が残るのがうなぎ街道のウリ。村の辻にこんな古いお堂が。みんなのんびりモード。途中の村には立派な家が多い。雲州瓦の赤い屋根が特徴だ。
 12:47道草コースの清水寺に到着。境内を散策する。静かな山の中に開山堂。結構大きな本堂。そしてめあては三重の塔。200円で中に入って上まで登れる。それがちょっとした冒険でおもしろい。真っ暗な細く急な梯子を登り、狭い出口をくぐって屋根に出るのだ。パーっと景色が開ける。重なる山々、海まで見渡せる。三重の塔から本堂方面を眺める。暗い梯子の下りはもっと怖い。
 清水寺を出たのは13時だいぶ過ぎていた。たっぷり道草の次の楽しみは、白鳥飛来地。でも見どころをつなぐ道の風景がどこもすばらしい。次の村も雲州瓦の赤い屋根。 田んぼの中に、白鳥が群れる池だ。いるいる!!でも、あまり近づけないので、知らなかったらただのアヒルだと思うだろうな。
  しまった、いちおうCPがあるんだ。11時にうなぎ弁当食べて、12時ごろ(いいかげん)スタートだったかなあ。ここが第1CPの清井橋、道草のぞいたら5.6キロ地点(笑)13時53分。2時間かかった(爆)道草がプラス4.5キロ。それでもやっと時速5キロだ。
  全く土地勘のないところなので、2万5千図でコースは読めるけど、どっちに向かってるか、位置関係がわからない。母里の古い街並みに入る」。おおざっぱにはここまで南下し、左折して峠を越え、伯備線の伯耆溝口に向かう。天気が良ければ伯備線の向こう側に伯耆大山が見える。 第2CP、母里の「時之櫓」10.4km、14:34。山の中に入って行く。あぶなく見落としそうな分岐を右へ、もっと山の中。小さな峠に第3CPの石碑。14.5km、15:14。法勝寺の町はずれを回り、また峠越えの道に。クリーンセンター周辺はきれいな公園に整備されている。雲間から漏れる太陽の光線。あさひしんぶん!
 峠のてっぺんはトンネルで抜ける。CP4新宮トンネル。19.2km、16:10。鳥取県だ。
 正しい田舎が続く。ガードレールもない小道は、さらに正しい風景だね。(からっ風の丘にも正しい田舎、いっぱいありますよ。)紅葉が残っている。村の中のちょっとわかりにくい区間を抜けたら、みそちゃんが待っていた。果樹園に大きく甘そうな柿がたわわに実ってた。かいちゃんが村人におねだり。みんなの分ゲット。おいしかった!おなかも一杯になる。
 のんびり遊びすぎてもう17時近い。が、西のほうなのでまだ明るい。CP5日本廻国納経供養塔、23.8km、16:50。
 もうひと山越える。といってもゆるーい上り。みんな歩いているけど、ライト出さずにゴールしたいな、と思って一人先を急いで走った。
 CP6朝鍋ダム事務所。25.5km、17:10。もう、写真取るには薄暗い。走るのはなんとかなる。カーブの道を走り、登り切るころかなり暗くなったけど、溝口の街が近付き、とっとり花回廊という名所があるので外灯が付いていた。花回廊は寄り道せず、街に向かってどんどん下る。橋を渡り、幹線道路に出て今日のゴールへ。17:51着。 ゴールは伯耆溝口の駅に近いふたば旅館。小さな町でほかに宿泊施設がない。古〜い旅人宿(商人宿?)伯備線に乗れば米子が近いから、この街に泊まる人って少ないんだろうな。
 風呂入って、夕食と宴会。ジャーニーランはこれが楽しい。

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