次の夢を追いかけて

旅がらすの乱RUNらん

 

 2008年9月14日    鶴岡100キロ(旅がらすのとっては11時間走)

 

 

 スパルタスロンの完走を狙うなら、ここまでに調整仕上げて100キロの時間内完走が必要、と言われている。どうがんばっても無理だ。でもギリシャに行くとしたらせめて90キロを走り、80キロのタイムもあまりひどくない状態にしなければならない。が、エゾの疲れがいまだとれない。時速6キロ癖も抜けない。今回は80キロというところか、と気負わずに走った。
 1周目、chiiさん、えっちゃん、ますぎさんたちが周囲にいる。えっちゃんは21歳で初参加してから、18回連続参加、今も若くて可愛くて変わらない。本人「少しは変わらないといけないんだけど、いつまでも子どもで」と。でも3年位前、名前が変わった。雲が空の半分くらい、暑くなりそうだ。朝から雷が鳴り出した。デジカメを本部の荷物置き場に放ってきたが、雨に濡れたら大変。65分くらいで1周終わったところでみんなと別れ、デジカメ片付けに体育館へ。ついでにトイレ。
 2周目、ひとりになってしまった。途中でchiiさんに追いつく。エイドに飲食物の用意ができてきた。おいしそう!1時間10分くらいで回れた。応援で同行してきた家族が逆まわりでウォーキングしている。子供連れでピクニックモードの家族も。
 本部エイドにいるS森さんの顔貌が以前とぜんぜん違って、話し方も違って、どうしたんだろうと、気になる。急に年をとったみたいな?前回あったのは、あれっ?昨年のカモシカだ。ということは何か大病した?
 3周目、トップ集団にもう抜かれた、びっくり。ここまで速くては、かっちゃんの連覇も止められてしまうなあ。各エイドに立ち寄り、果物やお菓子、漬物などをいただく。1時間10分で回れたが、本部エイドでの休憩が長くなり1時間15分。
 4周目、ごくたまに、抜く側にもなってきた。暑くなり、エイドではソーメンがおいしい。梨やスイカもおいしい!このあとも1周1時間20分でいければ、90キロできるかも。
 スタッフの仲間たちが交代で逆走してくる。S森さんも。
 5周目、各エイドで食べまくり。暑い。どんどん周回遅れになる。これまでのペースがきつく、どんどん落ちる。1時間20分でまわれなかった。O森さんを抜いたときS森さんのことを聞いたら、上顎がんの大手術をしたとのこと。もっと後遺症が残るはずのところ、リハビリをがんばってずいぶん回復した。毎日歩いているし、今日も逆走していたけど、前向きだから復活できるだろう、と。がんにかかる仲間は多いが、ほんとうにみんな前向きだ。
 6周目、カメラを取りに行き、写真写しながら。さんざん食べて1時間半。ちらっとかすめた90キロはさっさとあきらめ、ジャーニーペース。むつみさんに抜かれたのはこの周回だったかな?「絶対完走しようと思ってる、あきらめない。でもキロ7分くらいに落ちてきてしまった」と。落ちてキロ7分か〜速い!!
 7週目、ジャーニーペースでのんびりと楽しむ。2周遅れになりはじめた。でもこの周回の最後のほうで抜いていった女性は、100キロ完走をあきらめていない。70分であと2周すればぎりぎりで間に合うのだろう。
 8周目、この1周を17時15分までに終えることはありえないが、18時までだったら時間が余る。でお世話になった道案内係やエイドの人たちにお礼を言いながら、のんびり行く。Bステでますぎさんに追いつかれた。彼女は9周目、100キロはまにあわないからゆっくりでいいと、残りは一緒にいくことにした。O森さんがシャツを脱いで帽子代わりにかぶって上半身裸で歩いていた。パンツじゃないから許されるかな?Cステを過ぎ、あと少しのあたりでI野さんい追いついた。今回は完走ではなく90キロとのこと。薄暗くなりはじめた本部前に、到着時間は忘れてしまったがゴール。時間走じゃないから、80キロではゴールテープ切れないんだ。仲間の到着を待っていると、途中で体調を崩しながら復活したみやさんが来た。昼間あんなに暑かったのに、急速に冷えてきた。最後の周回に入り100キロ完走をめざして粘っているむつみさんのゴールを待つ。18時をわずかに過ぎたとき、むつみさんが入ってきた!おめでとう!
 閉会式前に風呂、洗濯をすませるため大忙し。
 閉会式は駅前のホテルでご馳走が並び飲み放題。エイドで食べすぎ、飲みすぎでちょっと胃がおかしい。ビールが泡ふいてしまう・・・ポン酒にしよう(笑)鶴岡の地酒各種、おいしかった。この大会は今回が最後と言われてきた。みんな熱く継続をお願いした。菊地代表は即答できないが年内に結論を出すって。大勢のスタッフを動かしての大会運営、本当に大変だと思う。25年も続けてきたのはすごい。大会運営とじゃーなる発行にどれほどの時間を費やすか、いいかげんな形でも大会を運営したことのある立場としてはよくわかる。仕事と家庭と大会で目いっぱいで自分の走る時間がぜんぜん取れなかった。私はやめるしかなかった。続けてほしいともいわれたが、身近にいた仲間はわかってくれた。だからなんともいえないが、この同じ鶴岡100キロにまた参加したい。(下は閉会式の写真)
 もしかして終わってしまうかもしれない大会、このコースの思い出に写真をいっぱい撮った。家のPCが壊れ、アルバムでアップできないのでこちらに貼り付けました。  08年鶴岡100キロ写真集

 

 

閉会式の写真

閉会式のご馳走の写真 

 

 

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