次の夢を追いかけて 

 


旅がらすの乱RUNらん

 

 
  
2009年6月22日    トランスヨーロッパが終わって〜回復の記録

 

 大きな大きなチャレンジが終わった。一昨日、あとわずかでラス前が終わり残り1日は短くておまけみたいなもの、と安心したとたん膝を中心に激しい痛みが襲ってきた。まるで「この痛みが真実で、完走への思いによって封印していたのだ」と思わせるような・・・それからは痛みを思い出すのが怖くて、いつ急に動けなくなるかという不安で一杯で、荒天とも重なり、最終日はラスト1kmを切っても完走を確信できなかった。
 ゴール後は一歩も動けなくなるんじゃないかと思ったが、大丈夫だった。ひどい痛みが急激に襲うということはなかった。
 一夜あけて・・・??すでに何日も前から白夜。北緯71度の夏至、日は沈むことなく夜はない。そして、3時のバスに乗るため起床は1時。だから翌日になったという感覚もないが、少しだけど眠って起きて、うん、大丈夫。動ける。それまでの日々と同じ。
 バスの席は充分あり、横が空席。隣の椅子に脚を上げたりして、脚が浮腫まず楽なように工夫できた。全身の疲れが表面化してくる。バスでは眠るより、3日前通った場所の荒涼とした風景を眺めて感慨にふけっていたが、アルタの空港ではなるべく休むように余った時間はソファーに横になって寝ていた。
 街まで買い物に、と歩いて行ったがまともに歩けない。時速4キロも出てないんじゃないか?ゆっくりゆっくり。
 オスロへの飛行機は座席が高くて足が床に届かず、腿の裏側が圧迫されてつらかった。オスロに着くと疲れていて、もうそのまま眠りたかった。市内の宿へ移動するのをやめて、空港ホームレス。床にマット敷いて寝袋で眠るのはすっかり慣れている。アルタで昼寝ばかりしてたのと、不用心な環境のため爆睡しないよう心がけていたので何度も目がさめ、寝つけなかったが、十分な時間横になり休むことができた。

 

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