大会名 |
大会距離 |
走行距離 |
主催者 |
第9回カモシカマラソン |
114km |
114km |
カモシカマラソン実行委員会(協力:武蔵ウルトラマラソンクラブ) |
スタート |
05/6/18 6:00 |
飯能第一ホテル前 |
定刻スタート |
|
チーム 3位/27チーム |
ゴール関門 |
05/6/19 6:00 |
川越健寿村 |
05/6/19 2:23ゴール |
20時間23分 |
個人 7位/55人 |
コース(標高) 飯能市(106m)飯能第一ホテル前〜小沢峠(405m)〜高水山登山口(350m)〜高水山(759m)
〜棒ノ嶺(969m)〜日向沢ノ峰(1356m)〜有馬山〜鳥首峠〜武甲山(1304m)〜橋立〜秩父(230m)
〜大野原〜定峰峠(600m)〜白石〜小川町(88m)〜東松山市(36m)〜川越市(16m)健寿村
山は強いがロードは遅い旅がらすにとって、カモシカマラソンは頑張っちゃう大会。昨年から決戦ペアで臨んでいる。ところ
がまた、あわや不戦敗。ゴールの19日が出勤日になってしまったのだ。仕事のこと考えると仮眠も必要、逆算すると3時に
はゴールしなければならない。4月の織姫ランで主催者と話していたら、今回距離が短いから間に合う、ぜひ出ましょうと。
さて、前日やっと地図を見る。昭文社のコースタイムも参照。ぎゃー、だまされた。計算すると、登山口8時半、山が昭文社
タイムで17時間半なので、6がけで10時間半、19時下山、残り66キロを11時間で6時ぎりぎりがやっとだ。
わずかな望みにかけて、とにかく頑張ってみる。相方のは〜さんは山もロードも速いので、旅がらすが好きなように走るの
に合わせてもらい、ばてたら引っ張ってもらうことができる。
スタート後しばらくは名栗川にそった山間のロード。集団の後ろ3分の1くらいで、ウルトラ仲間としゃべりながら付いて行
く。は〜さんがどぶ板の継ぎ目にひっかかってコケ、膝から血ぃ出してしまったが、大丈夫だと言ってけろっとしていた。小
沢峠に上り、真っ暗なトンネルを抜け、下って登山口。8:02着。
|
もし16時半に下山できれば、3時ゴールの可能性が残る。だめな場合、終電にも間に合わないので、秩父でリタイアしなければならばい。あー、こんな余裕のない大会なんて。(いつもは関門には余裕なくても、時間外でも、どこでリタイアでもいいやと、お気楽なんだけど) |
ここからはひたすらアップアップと記憶していたが、一部下りもある。それがまた急。木に飛びつきながら駆け下りていたら、足を踏み外してしまった。予定の木につかまったが、猿じゃないのでぶら下がれず、背中から落ち、それでも止まらず、頭を下に滑り出した。ぎゃ〜。ころがってなんとかセーフ。ザックがクッションになったし全身に衝撃はあったが、大丈夫だったことにする。逆コースのときよくぞ下りれたというような急登を繰り返し、見晴らしの良くなった所で時差スタートのちっち&さり〜♪さんペアに追いつく。は〜さんとさり〜♪さんがなにやら内緒話をしていた。つぎにS森さん、Y木さんペアを追い越す。うんざりするほど登って、日向沢ノ峰分岐。このコースでひどい藪にあったことがあるが、今回は一部区間に形跡があっただけ。 |
逆川林道交差点のエイドに目標の12時よりちょっと早く11:56着。ここには前回3位のTさんペアがいた。うわー、4位か
5位まで上がってきている。がんばりすぎた、つぶれちゃうかな。
有馬山は初めて通る道。心配したほどの藪はないがアップダウンの繰り返しで疲れる。下りやトラバースがあると、後ろ
からshirube師匠が「こんなのが怖いのー」と追い抜いてくるんじゃないかと気になり、追い立てられる。鳥首峠からはポピュ
ラーなハイキングコースのはず、やれやれと思ったが、岩場の下りあり、怖いよー、登っても登っても大持山につかないし、
参ってしまった。泣きを入れたいころ、武甲山着。15:05。疲れて、ゆっくりしか登れないと感じたが、標準タイムの半分を
維持できた。間に合った!下りは橋立まで3時間と看板があったが、16:04、1時間で到着。前の2チームを見る。茶屋の
お姉さんが太鼓で景気つけてくれた。エイドでけんちん汁など食べ(食欲もある。大丈夫)30分くらい滞在し、出発。
下界は暑いのでスーパーでアイス買い、食べながら歩いたりしたが順調に大野原。定峰への登りが心配だったが、こんな
良い道だったかなというような緩い登りとカーブで暗くならないうちに峠に。19:04着。いつもアップダウンだらけの道を走っ
ているので、車道の登りが平気になった。ここでもいろいろ食べて、夜間装備をして30分くらい滞在。
あとは距離は長いがなんとなく気が楽。小川の町を抜ける道が心配だったが、道なりで伝統工芸館に。22:33。ここから
ゴールまではひたすら254の長く単調な道を4〜5時間我慢するしかない。数年前まであちこち工事中だったが、車で通る
と今はバイパスが完成、ずっと歩道がついているはず。ところが、車道は完成しているが、歩道は未整備。街灯も車道側を
照らし、路面が真っ暗、でこぼこありで転びそうで緊張の連続。川島町あたりの直線では両側から藪がかぶさる。ひぇ〜!
今回は藪の多いコースと覚悟していたが、まさか国道で藪にあうとは。足元は気になるけど、夜道は歩けない!眠くなっちゃ
うからね。なんとか走り続け時速7キロを維持。すごーい。私じゃないみたい。途中抜かれたのは、それぞれ相棒を見捨て
て飛ばしてきた、めちゃ速い2人だけ。ついに入間川にかかる橋に着き、意外と早く山田分岐。2時半にはゴールできる。風
呂入って仮眠して勤務に間に合う。さくら道のあと、ぜんぜん長い距離の練習をしていなかったのに、よく脚がもったものだ。
ライバルのshirube師匠からもついに逃げ切り、2:23ゴール。はははー。ずいぶん悔しがっていたそうだ。でも、前週の
24時間走の疲れを残しまたウルトラやっちゃうんだから、とてもあっしには真似できねー。
この大会は「エイドはしない、自力で」が原則だが、ずいぶんエイドの飲食に助けられた。スタッフの皆様、ありがとうござ
いました。チーム組んだは〜さん、わがまま走りにつきあってくれてありがとう!
しかし、スパルタスロン常連のような強豪ランナーを後ろにたくさん残しゴールできてしまったのは奇跡だ。しばらくは、「山
が速くロードは強い旅がらす」と豪語させてもらおう!