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両神の節分草、福寿草マラニック |
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関東マラニックの会の月例マラニックに久しぶりに参加することができた。今回は西上州から近い両神(現在は小鹿野町)の節分草自生地と四阿屋山の福寿草を訪ねるコース。快晴で風もなく暖かい、のんびり走るには絶好の一日。最盛期の早春の花を楽しんだ。 |
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秩父鉄道の終点、三峰口駅に集合。週の半ばまで、天気予報ではあまり良くなかった。節分草も福寿草も晴れてないと花が開かない。心配していたが、ラッキーなことに快晴。風もなく穏やかな、絶好のマラニック日和。ここから両神村(今は小鹿野町に合併)の花を訪ねるコースに出発。荒川を渡り140号から少し入ると、旧秩父往還。贄川宿の案内看板がある。白久方面に宿場が続くが左に進む。角に石碑や石仏。説明板はこれ。 |
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しばらく走ると、谷間が開けたあたりに超りっぱなお屋敷。昔のままの作りでメンテが行き届いている。傍らにしいたけの温室が何棟も並ぶ。またしばらく走り、節分草自生地への分岐を入って行くと、間庭という村に。小さな祠を新しい社で覆って祭ってある。甘酒祭りがここの伝統とか。 |
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祠の向かいには、どうやったらこんな形になるんだろうと不思議になる、複雑に曲がりくねった松の古木が。めずらしいのでその前で集合写真。村の人に聞くと、やはり由緒ある神社の木だそうな。村はずれの家のおじさんが、庭に車庫を自作中。声をかけるとうれしそうにご自慢の庭を案内してくれた。節分草や福寿草をプランターで栽培している。 |
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その家は庭木も多く、紅梅が咲き始めている。道路に沿った花壇に花苗が植えられ、夫婦で庭の手入れを楽しんでいる様子。 |
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こういう所に来ると、いいカメラがうらやましくなる。接写ができないので残念。ここには節分草のほかアズマイチゲも自生する。 |
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こんな山奥なのにギャラリーが大勢。秩父には人をひきつけるものがある。みなさん良いカメラを持ってきて、這いつくばったりヨガのポーズ状態になったりして納得のいくショットを撮ろうとしていた。30分ほど花を楽しみ、今度は福寿草園に。ハイキングコースを70台のY井さんがひっぱってガシガシ登る。山屋でスピードランナー、まだバリバリ。ついていくのが大変。このグループには70台も多いが、元気そのもの。将来の目標! |
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蝋梅の香りが良いのでここでも集合写真。福寿草は園芸種、自生種、秩父紅の3種が植えられてどれも満開。 |
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山里の風景はのどかそのもの。みなさん、感激していた。でも旅がらすがいつも走るのはこういう所。いいだろー! |
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蝋梅の見ごろは2月で、みんなは先月長瀞蝋梅園に行っている。みんなも旅がらすも蝋梅にはちょっと詳しくなっている。左が満月蝋梅。薄黄色で花びらの先が丸い。中が和蝋梅。花びらが細く、芯が赤い。右が素芯蝋梅。濃い黄色で花全体が丸っこい。 |
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もう一つ早春の黄色く小さな花の木。「さんしゅう」だと思っていたが、「さんしゅゆ」だそうだ。山を一気におりると、山麓ものどかな村。果樹畑の奥に小さな神社が見える。そして、たしかこの辺に酒蔵があったはず。以前秩父札所めぐりのとき通ったのだ。それらしき煙突発見!表からは酒蔵っぽくないが、レトロでおもしろい建物だ。 |
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秩父札所34ヶ所が有名だが、秩父周辺には他にも風情のある寺社が多い。両神の薬師堂もなかなかの雰囲気。「薬師」は病気回復祈願の寺、ここは特に眼に御利益があるらしく、「めめめ」と書かれた絵馬がたくさんかけられていた。この近く、道の駅の一角に日帰り温泉センター薬師の湯がある。玄関外の足湯だけなら無料。2面ガラス張りの展望浴場から周囲の山々を眺めて今日の汗を流した。 |
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