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あ かんべちゃんと 走った
桐生ウルトラ

呼びかけ  桐生走ろう会
日時     2006年9月9日 5時スタート16時半ゴール
コース    桐生駅〜松田ダム〜桐生ダム〜桐生駅〜高津戸峡
        〜貴船神社〜渡良瀬渓谷〜草木ダム
距離     140キロのうち74km

 

 

 一昨年走って、面白いコースだった桐生ウルトラ140キロ(80キロくらいでリタイアしたけど)。今年、あかんべちゃんに誘われたおかげで、また参加する機会を得た。スタートは早朝5時。寝坊が心配だったけど、予定どおり3時ジャストに起きて、3時5分に車で出発。本庄駅であかんべちゃんをピックアップ、道は順調、無事桐生駅に間に合った。まだ真っ暗。
 でも、支度したり説明きいたりするうち夜が明けて、スタート時はライト不要。まずは市街地を渡良瀬川めざしてみんなで走る。これは長距離チャレンジだけど大会ではなく、集団走のマラニック。ワイワイと楽しい〜。だけど速いよ〜。暴れ馬あかんべちゃんの手綱を持つのは、とりあえず旅がらす。着いていくのに必死で、写真どころではなかった。
 錦桜橋で土手のサイクリングロードに。次の昭和橋からはいつも往復する道。桐生川を境橋まで迂回し、渡良瀬川の土手に戻って葉鹿橋で左折する。このへんは足利市だ。ここまで1時間10分で来たけど、距離はちょうど10キロ。マラニックペースじゃないわけだ。

Mさんの伴走で手を振るかんべちゃん

跨線橋の下を両毛線が通った

 ここで暴れ馬の手綱を伴走に慣れ、走力のあるM田さんに渡す。よろしく〜。
 跨線橋の下を両毛線が通る。あら、珍し〜い。めったに通らない電車なのに。
 交通量の多い道を避け、小川にそって山あいに進んで行く。曇りの予報のところ、雨具は要らない程度の霧雨がふったりやんだり、蒸し暑い。エイドはあるから、とのことでボトルを持たずに走っていると、喉が渇いてきた。エイドが待ち遠しいな、と思ったころ

だんだん山あいに

エイドでくつろぐ仲間たち

霧雨に煙る山

松田ダムへの林道を走る

 19キロ、松田?公民館前のエイドに到着。7:18。飲み物、果物、梅干、お菓子いろいろ。全員がそろったら、また山奥に向って走る。霧雨に煙る山はいい感じ。猪子トンネルへの道を分けると松田川ダムへの林道。登り坂になる。

急なのぼりを歩く仲間たち

湧き水に喉をうるおす

峠に向って伐採地のヘアピン登り

名草巨石群、赤雪山への道標

 松田川ダムまでは行かずに右折、急な登りになる。20キロ地点あたり。ここは歩き。でもずっと登りが続くので、ぼちぼち、ゆっくり走る。道端に冷たい湧き水が。おいしい!顔も洗ってさっぱり。やがて伐採地に出ると、まだまだ峠は上のほう。ヘアピンの登りが続いている。のぼりの途中で手綱さばきをOさんと交代。
 峠は約25キロ地点。8:20到着。

黄色いシャツのOさんと走るあかんべちゃん

足利方面、桐生方面の道路標識

村はずれまで下りてきた

皆沢の名水の木札

 峠から下り坂をがんがん飛ばすあかんべちゃん。しばらく下ると、田沼町(今は足利市)との境の老越路峠。今下りてきたのが足利松田方向、この先が桐生梅田方向。一昨年の記憶を頼りにカシミールの地図に落としたルートが正解でうれしい。皆沢の村はずれ、人家が出てきた。雨がやんだら日が射して、とても暑くなってきた。ちょうどまた冷たい湧き水が。桐生の名水、皆沢の清水。

頭から水浴び

コースの横を流れる清流

ダムサイトのエイドに到着

桐生川ダム、梅田湖を見おろす

 頭から冷たい水をあびて、気持ちいい〜!喉が乾いてもこんな湧き水が随所に。いいコースだ。暑くなったけど、コース横を流れる清流で水冷式効果。
 9:20、梅田大橋を渡ると、仲間の車が来ていてエイド開設。34キロくらいのところ。おにぎり食べて、水分とって、大休止。桐生駅で終わらせる人たちの数名が、湖1周おまけコースに。+5キロで、50キロになるから。

古民家、染物の工房がある

Nきょんさんの伴走で楽しく走る

桐生川の清流を見おろす

川沿いの歩道を走る3人

 ここで伴走をNきょんさんに交代。トンネルを抜け、桐生川にそってゆるく下っていく。染物工房の古民家や、りっぱなお屋敷などのある村々をぬけ、市内へ向う。暑いのにあかんべちゃん元気で、楽しそう!(伴走者がいいからね)
 喉が渇いたので、コンビニで補給。葉鹿橋近くにあったのを最後に久々のコンビニだ。店が増えてきて、市街地に。天神町のフレッセイ角で、右の道をとる。歩道が狭くガタガタで走りにくい。群大工学部、桐生工業、桐生一高など学校の並ぶ道だ。

西桐生駅

 10:48、上電西桐生駅を通過、JR桐生駅はすぐだ。約44キロの桐生駅で、3分の2くらいの仲間が今日のラン終了。このエイドは充実。発泡酒でまず喉をうるおし、おにぎり、団子、手作りケーキ。
 この先は途中でエイドカーが引き上げるため、必要な荷物を担いで走る。いつもそうしているので、ザックしょったほうが安心感がある。
 1時間近く食べたり飲んだりで休憩、11:45ごろ、草木湖めざして再スタート。
 しばらくは交通量多く走りにくい道だからと、走力のあるMさんが伴走。上電のガードの分岐を右へ、渡良瀬川ぞいに大間々方向へ。川沿いの裏道は車が来なくて走りやすい。
 

桐生駅前エイドで

 

緑深い高津戸峡

ながめ公園の入り口

大間々市街地を抜け、貴船にむかう

 高津戸峡にかかる赤い橋の上から。渡良瀬川を見おろすと、バンジー場みたい。橋を渡ると、菊人形と余興場で有名なながめ公園。12:34。スタートからちょうど50キロだ。公園入り口で、飲み物を買って一休み。大間々の市街地に入り、122を避けるように裏道があり、福岡大橋で再び渡良瀬川を渡り貴船に向う。ここで旅がらすの伴走に交代したので、しばらく写真なし。

貴船神社の鳥居

貴船神社エイド、ブルーシートに座り込んで

崖を伝う清水が滝のよう

 貴船橋からの道を合流したあと、登り坂が続き、エイドのある貴船神社に。55キロ地点、13:20。ここでもさっそくビールのあかんべちゃん。旅がらすもでした。暑い区間だった。これからは、木陰の涼しい路になると励まされ、出発。引き続き旅がらすが手綱をとっていく。
 神社の裏からは、山と渡良瀬川にはさまれた林道。通行止めのゲートがあり、車は来ない。そのため手入れが放棄され、木の枝がちらばり、苔が生え、路面ガタガタ。でもあかんべちゃんはしっかり腕を振り脚を上げて走るので車さえ来なければ安心。岩肌を伝って、清水が流れていた。顔を洗ったり頭や手足を冷やしたり。途中、地元ランナー一人とすれ違った。この路がどこまで続いているか確認。やはり一度対岸の122に出なければならないとのこと。

赤い橋を渡る

橋の上から。だいぶ山深い谷川になってきた

渡良瀬川にそった谷間が開け、遠くの山を望む

 伴走交代し、道なりに橋を渡る。この橋からの景色もいい。122に合流。でもすぐの分岐で旧道に入る。そうすればほとんど車は来ない。

花輪の旧道をみんなで走る後姿

次の伴走者と

湧き水をコップに汲んで

 このへんは安心して道一杯に並んで走れる。途中旧道らしい古い家も並んでいた。足尾銅山に向う銅(あかがね)街道の花輪宿。64キロ、14:55ごろ。宿場をすぎると旧道は122に合流するが、今日はまた川を渡り、対岸の田舎道を走る。アップダウンはあるが、車が少なくのどかな道。村はずれにまた現れた湧き水。備え付けてあったコップに汲んで飲み放題。顔も頭も洗って。

プールのような水槽。冷たい水に手を入れて

草木ダムをわたってゴール

草木ダムサイトのエイドで

 水量は多く、冷たい水がプールみたいに水槽にたまっている。入りたいな〜。でも深すぎるので、水槽に流れ込む浅いところでアイシング。ここから草木湖へ、ラストをまた旅がらすが手綱を握った。登りになり、村を離れ山に入って行く。一昨年小平から峠を越えてきたときの路が合流。坂を下ると正面に草木ダムがそびえる。あずま総合運動公園、童謡ふるさと館の横を通り、木々の茂る路をダムの上へと登った。右手は周囲の山を映す草木湖の湖面、左は深い谷を見おろしてダムを対岸へ渡り、仲間の待つエイドに。

山に囲まれた草木湖

 74キロ、16:25。まだしばらくは明るいけど。
 今回のコース、まだまだ終わりではない。草木湖の奥まで行って折り返し、122を桐生駅まで戻る140キロが全コースの完走。でも、暗くなったら並んで走るのは危ない。電車が平行しているが、臭くて乗れないし。ここでやめれば桐生まで車に乗せてもらえる。あかんべちゃんと旅がらすは迷わずここをゴールとした。
 全コース完走を目指す仲間を見送り、桐生駅で車を乗り換え、湯ららへ直行したのだった。

桐生温泉ゆららの看板

 

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