06甲州道中歴史遠足前編

 

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のうみそ道草ジャーニー
2006年9月16日〜18日
下諏訪〜大月を18名の仲間と楽しんだ
だれからともなくくちずさんでいた
武田節のメロディーが耳の中に
まだひびいている

 

 

下諏訪駅前ににょきっと建つ天然木の御柱

篠ノ井線経由で集合場所の下諏訪に向うのは私だけ。でも塩尻で関西組みに合流。たこ嬢ジュリーのお笑いコンビにさっそくもりあがって、楽しい旅が予想された。

 下諏訪駅前には2本の御柱がにょっきりと建つ。7年ごとに山から大木を切り出し、諏訪神社4社の4隅に建てる御柱祭り、ぜひ見てみたい。でもそれではここの御柱は何者?諏訪神社の使い古し?との疑問がわいて調べた。長野五輪の開会式で「建て御柱祭り」を披露、そこで建てた御柱を持ってきたものだそうだ。

白壁、黒木の柱の古い旅館が並ぶ道

「甲州道中歴史遠足」の横幕の後ろに全員集合写真

連子格子のある古い店

 10:30、下諏訪駅前からみんなでスタート地点の中山道・甲州道別されまで歩く。ここは温泉の街。共同浴場や温泉旅館の看板がたくさん。こっちがゴールならよかったな。(と思ったのはこのときだけ。下諏訪スタートなら全体に下り、ゴールだと登り一方になる)
 別されの道標の前で全員集合写真。大きな石球が温泉噴出の勢いで浮かんでいるオブジェなんかもあって温泉場らしい。11:00スタート。先頭はいきなり20号を走り出す。「違うよ」と後ろから大声。旧道は山すその細い道だった。旧道に入ればしばらくは一本道。こんな古い家があって、いかにもそうだとわかる。

諏訪湖をみおろす

湖より一段高いところの道

一里塚跡の大きな石碑

 旧道は諏訪湖から一段高い山すそを通っている。ときどき湖を見下ろすことができる。11:38、第一CPの52一里塚跡に。塚はなく石碑だけ。向かい側にはりっぱな「吉田の松」があった。

真澄ののれんがかかる老舗蔵元

試飲のびんが並ぶコーナー

石碑の前でチェックする仲間たち

 上諏訪の市街地にはいり、20号合流点に信州の酒として有名な真澄酒造。迷わず中に入り、試飲コーナーに行くと、グラスを300円で借りての有料試飲。そうすると、元取るまで飲んじゃうし、誰もいっしょに中まで入ってこないし、あきらめてみんなについていく。第2CPの51一里塚も石碑だけ。12:20。

神社の一角、駕籠置き石跡

 線路を渡り、国道を走るようになると歩道ががたがたで走りにくい。CP3は駕籠置き石。一角が金網で囲まれていたが、ちゃんと中に入って確認。
 しばらく行くと味噌蔵の前に

貧乏神神社という幟旗

「貧乏神神社」の幟旗。こんなの有難いのかね〜。向かい側が第4CPの「おかめ神社」金偏に田、「かねため」神社で、これは有難い。

金偏に田と書いて「おかめ」。おかめ神社の額

杉の大木が茂る神社

前方に大ケヤキが

一里塚の石碑と917mの標識

 茅野駅周辺で何グループかに別れ好みの昼食をとったので、第4CPからはばらばらになっていた。15kmあたりからは市街地をはずれ、国道と離れると静かな田舎道。CP5、権現の森14:08。川を渡り、国道を横切り、高台の見晴らしの良い道を進むと、前方に巨大なけやきがそびえる。あれが第6CPの御射山神戸(みさやまごうど)一里塚。14:45。木の根元まで行くと、塚になっていて石碑、標高917mの標識が。このへんがそんなに高い場所とは思わなかった。涼しいわけだ。諏訪湖もかなりの標高らしく、ここまでほとんど登ってはいない。これからは下り基調。

4mくらいの道幅、ゆるいカーブ、古い家のある典型的旧街道

重修一里塚の石碑

田畑の向こうに八ヶ岳の裾野?

 ↑これぞ旧街道!こういうところ、好きだなあ!そのあと、あれれって草むらの道もあったが無事通過。第7CP重修一里塚、15:23。このあたりは周囲の山の見晴らしがいい。八ヶ岳の裾野も見えた。線路からも国道からも離れ、のどかな区間だ。ぐねぐねしたカーブと小さなアップダウンを繰り返したあと、国道に合流し、蔦木宿に入る。古い街並み、昔の屋号の看板が各家に貼ってありおもしろい。でも、CP見落とした。

村はずれの古木の下に参加者が集まって

蔦木宿の看板

富士川、長野山梨県境の看板

 宿場の入り口に引き返し、裏道に。水難防止を祭った「川除古木」が第8CP。数本の古木が合体している。16:13。いちどばらけた仲間たちが道を探すうちいつのまにか合流、温泉ワープ組も合流。いい雰囲気の蔦木宿、こんな看板が宿場のはずれに。
 富士川の橋は「国界橋」信濃と甲斐の国境。ここから山梨県に入る。

山口関所跡標柱と植え込み

国道から旧道への分岐

一升瓶「七賢純米」

宴会風景

 国道と平行して、旧街道が続いている。このへんもいい雰囲気。第9CPは山口関所跡。16:57。1546年、信玄の伊那進攻のさい設けられたとの伝承がある。信州口の国境番所だった。1836年の一揆のときここの門をあけ民衆を通して云々の史実が書かれ、英雄伝説より興味深い。
 今日最後のCP10濁川橋、17:32、端の直後また旧道へ。宿泊地の台が原は近い。旧街道らしい道。宿場にはいったあたりの酒屋で七賢純米1升購入。夕暮れの18時ちょうど、今夜の宿つるや旅館にゴール。今日の距離は41キロ。道草ジャーニーは夜も朝もゆっくりできてうれしい。おいしい料理においしいお酒。この宿特注のワインもあって白赤飲みまくり!ご一行様で貸切だったので、2階ロビーで2次会。たこ嬢ジュリーの夫婦漫才で盛り上がり、時間を忘れたのだったあ〜。

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2日目 

台が原〜勝沼
50.1km

つるや旅館、後ろに甲斐駒がのぞく

つるや旅館の、昔使われていた建物

 2日目のスタートは8時。朝食もゆっくりとれる。外に出ると、晴天。宿の屋根の横に、南ア甲斐駒がのぞいているのに気づいた。この旅館は古くからの創業で、以前使われていた建物がまだ左手に残っている。2階建てに見えるが中に隠し部屋があって、当時珍しい木造3階建てだそうだ。

たんぼのむこうに南アルプスが

七賢酒造の古くりっぱな家

石庭の奥に松の古木

 少し走ると家並みが途切れたんぼの向こうに甲斐駒と周辺の南アがよく見えた。その先、老舗造り酒屋の「七賢」が。玄関は開いているが営業時間前。今回地酒試飲は空振り続き。残念そうな顔がうわさになっているらしい。
 20号と交差して右に入り急坂を登る。この坂は甲州道ではないが、上にすばらしい物があるので今回コースになっている。登りつくと、きれいなお寺の庭。紋様の描かれた白砂利の庭のむこうに、形の整った巨大な松の木。あれが万休院の舞鶴松。

古いが元気な松の大木

草原の遠くに八ヶ岳が

田んぼと堰の間の道を走る。正面は山並み。

 近づいてみても、この通り青々と元気一杯。樹齢約450年のアカマツ。小岩の影迎の松や、東海道にあった雲竜の松はいかにも古木、こんなに形整わず横に広がり、病気が出て樹が弱っていた。こんなにきれいなのは始めてみた。この寺に第1CPのあくしゅ観音。8:36。
 坂を下り、20号と着いたり離れたりしながら走る。ここで宿題が残った。「神代ザクラ」日本三大サクラのひとつ、ぜひ見るべき物のうえ、古木で弱ってきてあと何年もつか、今しかないとのこと。分岐から2キロも離れておりあきらめた。寄り道オーのHさんがひとり、ここも当然と行ってきた。10キロ手前、右に入ると南ア、八ヶ岳の見える広々した景色が開ける。第2CPの「徳島堰由来」看板は9:20。道の右側、金網の向こうが堰。

農作業をかたどったかかし

徳島堰の流れ

山村の中の旧道

 左側は田んぼが広がり、そのひとつはいろいろな形のかかしに囲まれている。「かかしカーニバル」の会場だ。こんなかかしもあっておもしろい。堰の水量は多く、村より一段高いところを流れている。江戸時代にこの整備は大変だっただろうな。40分ほど国道と会わずにすんだ。CP3小桐橋をわたるところで交差(9:56)左に分岐し、釜無川を渡る。対岸には韮崎まで続く断崖が見える。
 断崖の裾に静かな村の中、うねうねと旧道が伸びる。こういう場所が大好きだ!群馬に移住してマイナスは一つ。山梨移住がはたせくなったこと。長年、東京脱出=山梨移住を夢見てきた。なぜ山梨だったんだろう。南ア、八つ、富士、奥秩父。そしてワインと温泉。しがらみの残る東京から遠すぎない。悩んだけど、群馬は谷川、尾瀬、赤城や榛名、地酒に温泉、東京からも便利。これでいい。群馬が還るところ、山梨は遊びに来るところ。秩父から雁坂トンネル抜ければ近い。

崖の中腹に赤いお堂

洞窟の中に千体地蔵が並ぶ

洞窟の中の仏像

 韮崎の市街に入った。断崖の突端がCP4くう観音。絶壁の中腹の洞窟に千体地蔵が並ぶ。(10:39)ここにはトンネル状の洞窟も2本。石仏の並ぶ、上の洞窟を潜り抜ける。出てきたら方向がわけわからない。集団の先頭がちゃんと行ってくれて助かった。しばらくは市街地の道。コンビにも多い。飲み物とアイス買っていたらみんな行ってしまった。

なまこ壁の蔵がある家

大きな岩の前で仲間が地図確認

下り坂の突き当たりに甲府市街

 韮崎の市街地を抜けるとまた静かな農村。古いりっぱな屋敷が目立つ。このあたりからいっしょに走ったUさんは地図をしっかり読む人で助かった。私は立ち止まらないと見えないので。塩崎駅近くの線路際に泣石、ここが第5CP、11:26。バラケていた仲間がまたいつのまにか合流。竜王の地図と道がイメージ違うあたりも無事切り抜けた。下り坂のつきあたりには甲府の市街地が広がる。

球状の石碑のある曲がり角で時間チェック

冷やしほうとう。麺と具だくさんの漬け汁とおしんこ

さいかちの古木にむかって走る

 線路を渡ると第6CP「古跡保存標識」。12:03。丸石の道祖神、白檀古樹、古井戸をまとめて保存している。韮崎あたりから20号はバイパスになっており、もう合流しないですむ。でも市街地にはいると大通りは交通量が多く、歩道の整備が悪く走りにくい。公園のような山梨県立美術館を通過。お昼は名物「ほうとう」が食べたい、でも暑いしと思っていたら、「冷やしほうとう」の看板。迷わず入る。
 市街地の曲がり角に第7CPの夫婦サイカチ。13:03。

甲府城跡の石垣を見上げる

城跡の上からの展望、山すそまで市街地が広がる

小さな橋の新しい木の欄干「遊亀橋」

 街道からちょっとはずれ、甲府城跡に。石垣の上が天守台。CP8、13:39。見晴らしよく、甲府盆地が一望のもと。城跡公園(舞鶴公園)をぐるっとまわって南側に小さな橋を渡って市街に出る。あ、私の橋だ!Dさんが発見してくれた。何度も来ているがこれは知らなかった。東京にいたころ、甲府、石和、勝沼あたりはなんとなくマラニックやワインを飲みに、家族旅行に、何度となく来ていたところ。この先、いつか来た道ばかりだけど、いつどこへ行くときだかは覚えていない。

甲府善光寺の

大石が祭られ、説明看板

坂を登ると上の道に合流

 線路を渡り、愛宕山山麓のお寺の並ぶ道を行く。道沿いにブドウ直販の店が並ぶ。今食べるだけ買えればいいのにと、パス。甲府善光寺の中のCP9は「お( )婆さんの石」これを探して本堂の周囲をぐるっと。でも見当たらない。お寺の人に聞いて山門脇に行くとあった。「お咳婆さんの石」この石にお参りすると百日咳が治るご利益が。喘息には効かないかな?(14:22)
 善光寺の後ろの高台の道は雁坂越え140キロのコース。トンネルの手前で一瞬合流。半日前、shirube師匠やは〜さんが通った道が左の石垣の上にある。甲州道は右に坂を下り、酒折宮へ。ここから山梨学院大の街。

石和温泉の看板がある車の多い交差点、脇に大木が

あし湯ののれんがかかる東屋

土手の下にある、笛を吹く少年の石像。

 走りにくい歩道ガタガタ道をしばらく行くと石和。川のほとりにCP10大山・富士山道標。15:03。石和温泉の看板の横、大木の下に石碑があった。石和は温泉街の中心より1本南側の道を進む。途中の足湯に靴をぬいでしばらく浸かる。顔や手も洗っちゃう。暑くて冷水に浸かりたいくらいだったが、温泉はやはり気持ちいい。
 町外れの細い道が甲州道、土手につきあたったところに笛吹権三郎の石像。CP11、15:33。説明板の写真とりわすれたので、何者だかわかりません。

ワイナリーのショップにむかい走る

ワイナリーの試飲コーナー。樽の上にワインボトル

民宿「展望園」入り口。模擬手に

 川を2回わたり、旧国道に入ると、今日最後のCP12、秋葉大権現。16:03。ここから宿まで5キロ。両側にはぶどう園が並ぶ。観光バスが入るように、道路沿いは高い棚。それぞれにブドウの試食、ブドウ液やワインを試飲できる小屋がある。その一つ、自家製ワインを造っているぶどう園に物ほしそうに声をかけてみたが、ワインは出てこなかった。でもおいしい梨をご馳走になってラッキー。
 頭の中ワインで一杯にして、白百合ワイナリーをめざす。2名をここで悪の道に誘い込んだ。中に入ると樽の上にボトル、試飲は無量。喉カラカラだったのでどんどん飲んでしまう。辛口、甘口、ジュースのコーナーに別れている。辛口白がおいしかった。
 もう走ったら危険なのでゴールの展望園まで1.5キロは歩き。17:00着。

ブドウ畑の広がる盆地と遠くの雲に霞む山

 さすが展望園、ブドウ畑の端まで行くと、甲府盆地とむこうの山々が見渡せる。
 ぶどう棚の下がBBQ場。日が暮れるとライトをつけ、しゃれた感じ。野菜、ホタテ、肉食べ放題に鉄板で焼いて、自家製ワイン赤白飲みまくり。そのまま2次会となり23時まで。
 明日も朝ゆっくりだし、行程はたった30キロだし、道草ジャーニーは最高!

ぶどう棚の下、でBBQ

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ぶどう棚が広がる展望園の庭

3日目 

勝沼〜大月
50.1km

展望園の民宿の方たちに見送られ

 朝、あらためてぶどう園を眺め、きれいだな、と。こんなにたくさんのブドウがあっても、ひとつひとつ丁寧に手入れしている。民宿の方に見送られ8時スタート。旧国道の続きを歩く。

ひょうたんが棚からぶらぶら

大善寺の山門に登る石段

神社の本殿の周りに昇り竜、下り竜の彫り物

 ぶどう園が続く中、ここはひょうたんが棚からぶらぶら。バイパスになっていた20号が合流、山間に入って行く。大善寺は国宝もある寺で、ゆっくり見たいところだが、早朝でまだ閉まっている。ここは民宿もやっている(民宿にしては高いらしい)今日は短いコースだし、山道の分岐がむずかしそう、ってわけで?みんな一緒にウォーキング。旧街道分岐をいったん見送り、直進し見所のCP1、諏訪神社に。9:03。本殿の上り竜、下り竜の彫刻がすごい。

巨大な杉の切り株。直径3mくらいありそう。

旧甲州街道の標識から急登の細い道

駒飼宿の家並み

 ここには杉の巨木の切り株も祭られている。
 引き返し、分岐を入りすぐの旧道入り口を探す。みんなで見落としてしまった細い上り坂。笹子峠直前の宿場、駒飼宿の家並みが急な上り坂の両側に。静かな村だ。

本物の旧道(山道)入り口

飛び石伝いに沢をわたる

車道のトンネル入り口

 しばらくは旧道の車道を曲がりくねって登る。このまま行くとトンネルで笹子峠を越える。今回のコースは山道で峠越え。飛び石で沢を渡ったり、なかなかおもしろいコースだ。トンネル直前で車道に出て、峠へは反対側の山道に入る。台風の影響の大雨を覚悟していたが、ここまでほとんど降られずにすんだ。

山の中の赤い鳥居

峠を山道の登りからみおろす

旧道(車道)のトンネル

 峠の少し手前、天神宮が第2CP。(ちょっと脇にそれている)10:27。笹子峠はすぐ先。両側に続く山へのハイキングコースの交差点になっている。山道に上って、峠をみおろす。トンネル出口で車道に合流。このトンネル、武田勝頼の亡霊がでるとのウワサ。

矢立杉への道標

鬱蒼とした杉の大木

木の洞の底から空を見上げる

 標識で車道からそれ、また山道に。急な下りのあと、CP3矢立の杉に。10:54。昔の武将が出陣にあたりこの杉に矢を立て勝利を祈ったもの。根元を見ると、ほとんど空洞になっており、中に潜り込める。入ってびっくり。中も空洞。煙突の底。上に空が見える。
 急に雨が本降りになってきた。傘をさして山道を下る。車道に出たところのコンビににみんな飛び込み、軒下で補給。ここまでで距離は半分、でも時間はたっぷりかかった。

平らな石を笠にしたお地蔵さん

笹一酒造遠望

葦が池跡の石碑

 20号と旧道が何回も交差する。山道が終わって、それぞれのペースで走り出し、急にばらばらに。強い雨はわずかな時間で上がり、また傘不要に。ほんとについている。
 CP4、笠懸地蔵。11:55。その先、楽しみにしていた笹一酒造、でもみんなどんどん走って行ってしまった。こんなとき、速く走れればと思う。一番に到着し、試飲してまた追いつけるのに。ラストをとぼとぼでは、どうしようもない。線路を越えてCP5葦が池跡に12:14。

古い家並みに御幣がかかる

山本周五郎生誕地の石碑

村の諏訪神社

 またまたいい感じの古い家並み。お祭りがあるのか御幣がかかっている。CP6、船石碑を12:33。しばらくは走りにくい20号。CP7、山本周五郎生誕地の石碑12:47。ここからまた国道と出入りしてちょっと高台にあるCP8、真木諏訪神社13:09。

山村の旧街道

国道を斜めに渡り向かい側旧道に

本陣跡、立派な屋敷

 国道からそれたわずかな区間、こんな古い道筋がしっかり残っている。国道を斜めに渡り、向かい側に旧道が続くのがわかるはず。これが「見通しの法則」。
 今回の旅も残りわずか。大月インターを過ぎ、市街が近づくあたり、りっぱな本陣が残っている。CP9、13:32。

本陣の中

れんが敷きの小道

大月駅前にゴールテープ

 本陣の戸をあけ、中に入ってみた。太い天然木の柱や梁、古い道具、いろいろ保存されている。最後また国道を離れ、細い道を駅前に向う。14:00、大月駅ゴール。すでにほとんどみんなゴールし、駅前のほうとう屋に入っていた。
 みんなは乾杯しているけど、今日はこれから帰るので車の運転がある。ビールもワインももう飲めない。そのかわりちょっと豪華なほうとうを奮発。ここでそれぞれの電車の時間にあわせて解散となった。次回は10月7日〜9日。また楽しみだ。

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