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今、尾瀬は草もみじが最高の季節。朝寝坊しなかったら行ってこようと昨夜思い立った。一応6時すぎに目覚め、天気もよさそうなので、急いで支度。コースは行ってから考えるため、昭文社の地図を探す。さて、と、7時10分、車で出発。道路は順調、給油、途中コンビニ休憩1回で10時に大清水。駐車場は500円。鳩待峠を考えたが、戸倉から走ると長いし、バスは高いので結局大清水。 |
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10:08、スタート。ゲートを越え、木漏れ日の林道を一之瀬へ。10:40、一之瀬休憩所についてあせった。携帯がない。10分ほど前、時間確認に開いた。その後ホルダーに入れたつもりで落としたらしい。探しに引き返すと、後から来た人が拾ってくれていた。助かった。ロスは8分ですんだ。今日はボーっとしているから、山はやめておこう。 |
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山道に入ると、脇を沢の急流が流れる。橋を渡り、砂利や木道で整備の行き届いた道を登る。おいしい湧き水もあった。11:18三平峠。ここから尾瀬沼へ、木道の下り。それも、ゆるやかな階段状で滑り止めもついている。安心して走れる道。 |
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11:28、三平下の小屋着。有料トイレ100円。お持ち帰りと比べたら、100円は安い。尾瀬沼周辺は期待したとおり草紅葉全盛だった。黄金色の湿原、その向こうに尾瀬沼、バックに燧ケ岳。この風景は大好き!でも、写真にすると、山が大きすぎて、広がりが足りない。本当はもっと広大だ。沼を左回りに、長蔵小屋。このへんは賑やかだ。 |
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湿原の中、木道が整備されている。燧の角度、前景が刻々変化する。長蔵小屋からすぐに、沼山峠分岐。11:44。 |
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さきほど通った長蔵小屋が森影に見える。木道は湿原から森の中に入り、また湿原にを繰り返す。昭文社のハイキング地図にもこのあたり、「小湿原が次々に現れる」と書いてある。 |
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沼尻を過ぎ、森を抜け、次の湿原には、尾瀬らしい池とうがいくつも。森の中、岩ごろごろの道を少し登ると白砂峠。そこから尾瀬ヶ原に少しずつ下って行く。沢の水もそのまま飲めそうなくらいきれい。 |
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燧ケ岳の登山道が合流、そこから少しで見晴らし十字路に着いた。12:53。数軒の山小屋がならび、キャンプ場もある。見晴らしから山の鼻へが最も尾瀬らしく美しいが、今日はまだ行ったことのない三条の滝へ向う。温泉小屋までは湿原の中の木道。ここからの燧は森の上にてっぺんだけ。 |
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左手は広大な尾瀬ヶ原の向こうに至仏。東電小屋方面は橋が壊れて通行止め。そっちをまわって戻ろうと思ったのでちょっと残念。温泉小屋はすぐそこ。 |
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湿原は花の時期がすぎ、リンドウやアザミ、ワタスゲがわずかに残るだけ。温泉小屋に13:16。ここでも湧き水で飲み物を冷やし、コーヒーを入れたりして売っており、ハイカーが多い。ここから桧枝岐への「燧裏林道」が分岐。(「林道」ではない、普通に山道だけど) |
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しばらく滝に見とれてから、下りてきた道を登り返す。途中、道の脇に大きな岩があり、見晴らしよさそうなので行ってみると、平滑の滝展望台。三条の滝とは対照的に、岩肌を滑る急流。(左の写真、わかりにくいけど)梯子や岩場を登り、温泉小屋に14:18。 |
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黄金色の湿原の中、平坦な木道、楽々コースで景色を堪能しながら14:35、見晴らし十字路に戻る。小屋のひとつの前にはこんな清水が湧いていておいしい。尾瀬は水源地、水には不自由しない。 |
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湿原は黄金色、草もみじ全盛だったが、真っ赤な紅葉も緑の中に映えていた。この秋の初紅葉だ。 |
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白砂峠を越え、ちょっと下りると池塘の点在する湿原。池の水面は鏡のように周囲の景色や空を映していた。 |
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黄金色の湿原にわずかに残った花たち。こんどは花の全盛期にも来てみたい。 |
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15:35、沼尻休憩所。山の夕方は早いので、もう店じまいがすんでいた。休憩している人もわずか。人が減ると熊の世界になってしまう。湧き水を飲んで、三平下に向う。沼を左回り。 |
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こちらの道は、山が沼に迫る斜面の中腹。これまでのきれいな木道とうってかわり、沼に向って斜めっているし、細いし、雨だったら滑って落ちてしまう。ところどころ釘がはずれ、板の橋に乗ると、シーソー状態、ギッコンバッタン。木々の間から見る尾瀬沼の景色はやはりきれい。人通りがぐっと減る中、三平下に16:05着。 |
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今から大清水に下る人はなく、熊が怖い。熊鈴をお友達に一人行く。三平峠16:15。周辺の山々を眺めながら、しばらく下りると、やっと何組か追い越すようになった。「ハセツネの練習?」と聞かれてちょっといい気分。一之瀬16:40。なんとか夕暮れと追いかけっこにならずに、17:03、大清水に無事到着。 |
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大清水の道路わきに小さな湿原があり、木道が整備されている。ここは水芭蕉の群生地。尾瀬まで登らなくても手軽に水芭蕉が楽しめる。 |