日向大谷から両神山往復
          (かもしかの会) 

 

 

 

2006年7月16日      
カモシカマラソン実行委員長
T山氏呼びかけ

             

 

6月下旬、「06カモシカの会」の案内がT山氏から届いた。1997年の「シャクナゲの十文字峠越え」に始まり
今年で10回目。この節目を仲間で祝うため、両神山登山のあと、例の民宿さとじに泊まって大宴会というもの。
旅がらすは、連続参加こそできなかったが、大好きな大会で6回参加している。
この時期泊りがけは難しいが、近いので登山だけ参加してきた。

 

 

両神山周辺地図

 

 両神山はどこにあるか、ってのが上の地図。左上の隅。西武秩父に10人のカモシカちゃんが終結。車3台に分乗し、299を小鹿野へ。標識に従い左折、山の奥に分け入っていくはずが、あらら、戻っちゃった。標識がわかりにくい。ガススタで道をきいて、今度こそ山奥へ。両神の国民宿舎より手前に、日向大谷への分岐。そしてずーっと山奥へ。崖っぷちのガードレールもない区間なんかもあり登山口までが大変だった。
 ちなみに、地図の下中央の赤い線は、今年3月、節分草マラニックのもの。

登山口、3台の車から降りて身支度

車道の残り区間を走りだす

最奥の民宿がある登山口

 無料駐車場は満車で、路肩に3台並べて身支度。10:10、スタート。とりあえずは車道の続きの上り坂を走る。カーブを曲がると、きれいな公共トイレがあり、最奥の民宿が見えてきた。ここの駐車場は有料。民宿のおじさんに、呼びかけ人のT山氏がコースの状況を確認していた。同じ道を往復するか、30分余分にかかり、少し険しいが七滝コースを片道使うか。行ってみて判断することに。
 10:14、民宿の前からいよいよ山道に。

沢を飛び石で渡る

七滝コースとの分岐標識

石にお不動様?が彫られている

 登り始めに鳥居をくぐる。沢に沿った道、しばらくは高巻きだったけど、飛び石で渡るところも出てきた。暑い時期だけど、ドボンしないよう気をつけて。しばらく登ると、七滝コースとの分岐の会所。10:33通過。登りは一般的な清滝小屋経由をとるにした。
 道端に石に刻まれたお不動様?(でいいのかなあ、誰でしょう)

暗い沢沿いの道を歩く

 

後続の仲間が沢沿いを歩く

 

 うっそうとした樹林の下、水の流れが空気を冷やし、夏には最適なコース。昼でも薄暗く、デジカメの性能のせいでボケた写真になり残念。苔むした岩を踏み、丸木橋で清流を渡る。
 何度か沢を渡り返し、ジグザグに高巻き、じわじわ高度を上げる。

 

弘法井戸の標識

 

 登りが急になり、T山氏のペースについていくのが大変。そして、後続がこなくなった。「清滝小屋まで頑張って1本たてよう」と声がかかったが、冷たい水場があり、ここで一休み。11:14着。でも、最後尾が着いたら速攻出発。お気の毒。

丸太作りの大きな山小屋

 ぐんぐん登ってやっと清滝小屋が見えてきた。丸太作りのりっぱな山荘だ。11:28着。でも、ここは休まず素通り。小屋から急なジグザグ道を登る。先頭のT山氏は普通に歩いていて、走っているわけではない。でも、着いていくのが苦しい。それもそのはず、ものすごい急登なのだった。

急な斜面を

樹林の下の細い道を歩く

 尾根に登りついたのが11:42。下を見おろすと後続の仲間が木の影に見える。(でも写真では見えないかも)尾根の道も樹林の下、見晴らしはないが、森の空気が気持ちよい。ところどころ、右側に巻く道にテープがあるが、尾根上もいい道。意味不明。

トップをひくT山氏

雲海の上に山並みの頂上が

 先導するT山氏はヒョイヒョイ身軽に登って行く。意地張って着いていく旅がらすはヘロヘロ。岩ごろごろの急な登りには鎖がついている。な〜んだ、鎖場ってこのこと?と甘くみたら、今度は1枚岩も出てきた。行きはよいよい帰りは怖い〜。
 もう着くか、もう着くかと思ってもまだまだ登る。突然パッと周りが開け、雲海の上に山々の頂が重なっていた。うわ〜、きれいぃ!!
 ここは山頂直下。12:19着。

ぐるりと、山々の展望

山頂から山々の展望

山頂の岩に腰掛休む仲間

 大展望の地点からすぐ上、1分もかからず山頂。中央の写真が山頂から。これも12:19撮影。ここから八丁峠へは、岩場、鎖場の続く怖い道らしい。山が大好きなはずの旅がらす、実は高所恐怖症。両神山=岩場というイメージで、これまで敬遠してきたため、今回が初登頂なのだ。
 山頂は岩場で狭いが、見晴らしよく、他のグループも食事中。カモシカちゃんたちも、それぞれ勝手に昼食。

日本百名山両神山頂の標識

山頂近くの神社

岩場を下る仲間と下で休む仲間

山頂標識の拡大、1723.5m

 一番高い岩の上に陣取っていたが、山頂標識は一段下。標高1723.5m。2000mもないのに、有名で人気なのは、鬱蒼とした深い樹林、大展望の山頂、登りがいのある変化にとんだ登山路のためと頷ける。奥地にあり平野からは姿があまり見えないと思うが、見ても目立つ、登高意欲をそそる山なんだろうな。
 休んでいたら、雨がふりだし、冷えてきた。早々に下ることに。登るときは、はいつくばって下向いて必死だった急な道。登りで写真とりそこなった頂上手前の古い神社。ここは一瞬平らなので余裕。12:49通過。岩の間、脚がとどかない、と苦労したり、登りでは何のための鎖と思ったのにしがみついたり。
 一枚岩の鎖もなんとかクリア。みなさんもスルスル降りてきました。12:59。

尾根からの下り口の標識

岩を鎖で下る仲間

 岩場をクリアしたら、尾根上はどんどん進める快適な道。登りで、この巻き道意味不明、と思ったところは尾根に沿ったルートをとってみたけど、やはりきれいな道。標識のところから、(13:09通過)ジグザグの急な下り。こんなに急では、登るのに息も絶え絶えだったはず。雨なので七滝コースはやめて、清滝小屋に戻る。ここで一休み。

弘法井戸わきの大岩

岩の上に弘法大師坐像

弘法の井戸と書かれた石碑

湧き水を飲んで休憩する仲間たち

 登りでも休憩した弘法井戸に13:36。冷たくおいしい水をペットボトルに汲み、たっぷり飲んで顔も洗った。右側の古い石碑と石積みが井戸そのもので、パイプで左の汲み口にひいている。傍らの苔むした岩、てっぺんに大師像が鎮座していた。

 

民宿のある登山口に戻った

 

 弘法井戸から、沢沿いの道を来たときと同じに何度も飛び石で渡り、下っていく。水の流れから離れると、標高の下がった分気温が上がった感じで汗ダラダラ。鳥居をくぐれば、登山口はすぐ。民宿のところに14:22、全員無事に到着。
 駐車場まで戻って、両神神社の看板前で集合写真。
 沢沿い、雨もふってきて靴は泥んこだったけど、それぞれカバーなどを工夫していた。W氏のこれはすぐれもの。靴を脱いだら、この通り靴下は真っ白。安くて作り方も簡単。でも企業秘密にしとこう。
 それから、蝶ちょが飛んできて帽子に留まり、動こうとしなかった。汗を蜜のかわりに吸ってるみたい。味全然違うのにね。
 さて、旅がらすはもう一仕事するため一人でさっさと帰ってしまった。みんなは三峰口の「さとじ」で宿だけでなく村中のビールを飲み干して大宴会だったことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カバーのおかげで靴下はきれい

全員の集合写真

帽子に蝶ちょがどまって動かない


 コースの地図

 今日のコース地図
 カシミール、山旅クラブ
 で製作

 

   からっ風の丘からHOMEへ      からっ風にふかれてぶーらぶらへ     この日の日記ブログへ